「今日ずっと一日中ドラフトのことで頭いっぱいで、上位で指名して頂いて、うれしい気持ちでいっぱいです」。

10月11日、運命のドラフト会議。明治大学の主将・丸山和郁(4年)は東京ヤクルトスワローズから2位指名を受け笑顔を見せた。
「自分の持ち味は肩、足、守備範囲です。代走でも守備固めでも、足を使ってチームに貢献していきたいです」。50メートル5秒8を誇る左打ちの俊足外野手だ。
群馬・前橋育英高出身、明大では主将としてグラウンド内外でチームを引っ張っている。
田中武宏監督(60)は「人間性、人間力が一番の成長。野球部に入った時点ではプロは考えられなかった。足が魅力的なので、野手として伸ばしていこうと思った。走塁に関してはどこの球団に送り出してもプロのレベルだと思う」と語る。

足を生かした広い守備範囲が自慢で、肩も強い。
「打撃が一番の課題です。毎日バットを振ってミート力を上げていければ」と課題を挙げるが、東京六大学春季リーグ戦では打率3割5分7厘を残す。

「六大学にとって聖地の神宮で、もう一度プレーできるのがうれしい。小さい頃から青木(宣親)選手を見て育ってきたので、少しでも近づければ」。
走攻守三拍子そろったプレーをプロでも見せていく。
(提供:明治大学野球部)