「宣言」解除後…東海3県それぞれの「時短要請」「酒類提供」の対応は?

9月28日午後、政府は緊急事態宣言とまん延防止措置の全面解除を正式決定した。
「宣言」が出ていた東海3県も約1カ月ぶりの解除となるが、東海3県の飲食店ではどのような変化があるのか取材した。

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「宣言」の解除で、法律に基づく時短命令などはなくなるが、解除後も各都道府県の知事の判断で、時短要請や酒提供休止を要請できる。

宣言中、東海3県ではすべての飲食店で午後8時までの時短営業と酒の提供の終日停止を求めていた。

愛知県では宣言解除後、県独自の「厳重警戒措置」に切り替わりる。10月1日から17日まで、県内全域で酒の提供は午後7時半までに限り可能に。午後8時までの時短要請は継続する。

これが優遇されるケースとして、感染対策を講じていると県が認証した店「ニューあいちスタンダード」、通称「あいスタ認証」を受けている店では、営業時間は午後9時まで、酒の提供は午後8時まで認められる。
愛知県はエリアごとの制限ではなく、「あいスタ認証」での区別となる。

岐阜県では、酒の提供はできるが、エリアによって制限が継続される。
岐阜市・大垣市・各務原市など愛知県に近い8の市町では、午後9時までの時短を要請。酒の提供時間も午後8時までと制限がかかる。一定の感染対策をとっていることが条件。
期間は解除後の10月1日から14日まで。

三重県は県内全域で酒の提供はできるが、津市・四日市市・鈴鹿市・亀山市では、午後8時までの時短を要請。
県の認証制度「あんしんみえリア」で感染対策が講じられていると認められた飲食店では、営業時間が午後9時までに優遇される。

三重県は「認証店」と「エリア」で制限され、東海3県で異なる対応だ。

(東海テレビ)

東海テレビ
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