最近「SDGs」という言葉を耳にする機会が増えたのではないだろうか。

「SDGs」とは、"持続可能でよりよい社会を目指す社会目標"のこと。9月25日はこれが国連で採択されたことから「SDGsの日」と制定されている。

「SDGs」には具体的に17の目標が設定されているが、その中から「気候変動に具体的な対策を」について取り組んでいる"人気のスイーツ"を紹介する。

見た目にもかわいいチーズケーキ「チーズワンダー」だ。チーズスフレとチーズムースの2層構造になっている。毎週金曜日と土曜日の午後8時からインターネットのみでの販売だが、注文が殺到している。

"数分で完売"するほどの人気殺到のチーズケーキ

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ユートピアアグリカルチャー 長沼 真太郎 社長:
午後8時に合わせて何千もの人がアクセスしている状態。3~4分で完売している状況です

人気のワケはおいしさはもちろん、原料に使われている牛乳にあった。

製造販売しているのは、札幌市の老舗菓子店「きのとや」のグループ会社「ユートピアアグリカルチャー」だ。

原料となる牛乳は、自社が運営する北海道日高町の牧場で生産されている。80頭もの乳牛を、放牧して飼育しているのが特徴だ。

ユートピアアグリカルチャー 長沼 真太郎 社長:
いま世の中では、牛ってすごく「悪」なんですよね

牛の放牧で「CO2削減」に挑戦

牛の「げっぷ」にはメタンガスが含まれていて、地球温暖化の一因だと指摘されている。その温室効果ガスを何とか減らせないかと考えたのが、放牧による飼育だった。

ユートピアアグリカルチャー 長沼 真太郎 社長:
牛が自由に牧場を歩き回って青草を食べると「ふん尿」をする。そのあと牛が踏み固めていく。そのサイクルが土壌を活性化させていきます。土はそもそも二酸化炭素を吸収するものなんですけど、活性化することでより吸収するようになるんです

土を活性化させることで牛が排出する温室効果ガスを吸収し、温暖化に歯止めをかけられないか、北海道大学とともに実験を進めているのだ。環境に配慮しつつ、良質な原料を確保する取り組みだ。

続いては、100%北海道産の原料で作られたシュークリーム。札幌で飲食店を経営する、きむらまどかさんが製造した。

セルクル きむら まどか 社長:
オール北海道の加工品って、ありそうで実はそんなにないんです

原料は「オール北海道産」のシュークリームで"地産地消"を

シュークリームを作る際にコーンスターチを使うが、北海道産のものは流通が安定しないため手に入りにくいのだ。

セルクル きむら まどか 社長:
それで見つけたのが、北海道北竜町の米粉なんです。それに出会って、安定的に100%オール北海道産のものができました

卵にもこだわった。北海道鹿追町産の「純卵」と、北海道音更町産の「米艶」という銘柄を使っている。「米艶」は、鶏に与える飼料も99.8%が道産。その約7割がコメで、黄身まで白いのが特徴だ。

セルクル きむら まどか 社長:
持続できる環境改善という、SDGsにのっとって作られている生産者もいると思います。また、循環型農業などに取り組んでいる生産者の思いを、私たちが消費者に伝えていきます

持続可能な道産の原料を使ったスイーツ。今後も拡大しそうだ。

(北海道文化放送)