新型コロナウイルスの第5波に見舞われている山陰地方。ワクチン接種が進む一方で、新たな感染確認が続いている。
実りの秋にあわせ、免疫力アップでコロナに負けない体づくりを探った。

生姜に含まれるジンゲロールで免疫アップ

キーワードは「疲労回復」。
免疫力を高めるためには「体を温める」ことが大切だが、そのために必要なのが代謝を活性化させる炭水化物。一日の食事にご飯3杯と芋一つを取り入れること。
ここに、しょうがを加えると効果がさらに増すと専門家は話す。

この記事の画像(7枚)

島根県立大学 看護栄養学部・今中美栄教授:
出西しょうが。あれはいいですよ。(免疫機能を活性化させる)ジンゲロール、体を温める成分がある

しょうがには、ジンゲロールという新陳代謝を促す成分が含まれていて、体を温めるという。
今が旬なのが、出雲地方で栽培されている出西しょうが。キノコなどと一緒に天ぷらにすると手軽に食べられる。

疲労回復効果のあるイカをエゴマと一緒に

島根県立大学 看護栄養学部・今中美栄教授:
(免疫機能も)使えば新しいものを作らないといけない。より良い新陳代謝、しっかりとした細胞の強さを作る体作りが大事

天ぷらのイカにはタウリンが多く含まれ、疲労回復効果があるとされている。

さらに免疫力アップが期待されるのがエゴマ。血液の流れをよくする「オメガスリー」という脂の成分が含まれていて、醤油にエゴマ油を加えれば隠し味的にまろやかになるという。

島根県立大学 看護栄養学部・今中美栄教授:
みなさん免疫を持ってるので、それをしっかり保持をすることが大事なので、食べて寝て動いてが大事。運動や温泉もいいが、でもやはり燃料がいるので食事はちゃんととってほしいと思う

炭水化物や生姜で体を温め、イカやエゴマで疲労回復。旬の食材で免疫力アップを図ってみてはどうだろうか。

(TSKさんいん中央テレビ)

TSKさんいん中央テレビ
TSKさんいん中央テレビ

鳥取・島根の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。