長野県の須坂市動物園の新たなアイドル。アカカンガルーの赤ちゃんが生まれ、母親の袋から顔を出し始めた。この赤ちゃん、実は、あの人気者・ハッチの「やしゃご」だ。
あどけない表情 アカカンガルーの赤ちゃん
取材班が向かったのは、2022年に60周年を迎えた須坂市動物園。
ここで、動物園の新たなアイドル、アカカンガルーの赤ちゃんが誕生した。
9月28日に飼育員が撮影した映像を見ると、母親の「いと」の袋からひょっこり顔を出す赤ちゃんの姿が写っている。
つぶらな瞳にあどけない表情だ。しかし、まだなかなか顔を出さないという。
取材班が待っていると…
アナウンサー：
あっ、しっぽが出てきました。足なのでしょうか、少し赤ちゃんの姿が見えました
しかし、なかなか顔を出してはくれず…
子ども：
赤ちゃん、見せて～
2時間半待ったが、残念ながら見せてくれたのは、しっぽと足のみだった。
人気者ハッチの「やしゃご」
さて、この赤ちゃん、実はあの人気者の「やしゃご」だ。
ムキムキの筋肉でサンドバッグを蹴る姿を見せる一方…
おじさんのようなユーモラスな仕草もみせ、全国的にも有名になった「ハッチ」だ。
2009年に惜しまれつつ死んだが、その血筋は須坂市動物園で受け継がれている。
家系図を見ると、ハッチの子ども「キララ」、孫の「イッチ」、ひ孫の「いと」。そして、やしゃごが今回の赤ちゃんだ。
訪れた人：
ハッチは大きくて力強いイメージ。元気に暴れ回ってもらいたい
訪れた人：
皆さんに温かく見守ってもらえるようになってほしい
飼育員・森山絵梨さん：
お母さんも赤ちゃん共に元気に成長しています。人懐っこくてハッチの血を受け継いで、皆さんの人気者になれるような存在になれば
性別はまだ不明で、今後、名前なども決めるという。赤ちゃんは夕方に顔を出すことが多いそうだ。
（長野放送）
