コロナ禍で外出を控え、自宅で過ごす「おうち時間」が増える今、室内で楽しめるボードゲームが注目されている。
家族みんなで盛り上がれる“イチオシ”のゲームを専門店に聞いた。
コロナ禍で店内利用は減るも…「興味を持つ人が増えてきている」
島根県松江市にあるボードゲーム専門店「ホワイエ ピッコリーノ」。
この記事の画像(11枚)山下桃アナウンサー:
専門店ということで、ボードゲームが所狭しと積まれています。中には、海外ゲームや、動物のパッケージのかわいらしいもの、そして枯れ山水をテーマにしたものまで。ボードゲームの世界、奥が深そうです
店内にそろうゲームは550種類以上。
このお店は、時間制で料金を支払うシステムで、これらのボードゲームで遊び放題だ。
現代のボードゲーム文化は、ドイツが発祥と言われ、今やその人気は世界中に。
日本国内からも多種多様なものが発売されていて、それぞれの世界観に浸りながら勝負を楽しむ。
店内の利用は、コロナ禍の「接触控え」で、県外や新規のお客さんが減っているが、実は…。
ホワイエピッコリーノ 池田典彦さん:
お客さんがなかなか来にくい状況は残念ですけど、間違いなく興味を持っている人が増えてきている
「かまいたち」が来訪 売り上げも1.3倍に
ホワイエピッコリーノは、山陰初の専門店として2012年にオープン。
ボードゲーム愛好者の池田さんが会社員を辞め、一念発起し立ち上げた店だ。
2020年は、人気お笑い芸人「かまいたち」が、TSKの番組「かまいたちの掟」のロケで訪問し、さまざまなゲームを体験。
2人がカードゲームやボードゲームにハマり、そのPRに一役買っているという。
それをきっかけに、中には売り切れになったものもあるとしている。
このお店でもう1つ行っているのが、ボードゲームの販売。
約50種類を取りそろえていて、価格は1,000円から6,000円。
その売り上げは以前の1.3倍に。
「おうち時間」は、自宅でボードゲームを楽しもうという需要が高まっているようだ。
実際にゲームをプレイ! 進化系神経衰弱「トータス」
入荷したばかりで、シンプルながら、子どもから大人まで熱中するという「トータス」。
池田さん、山下アナウンサー、TSK新人記者の茂富楓記者と3人で実戦をしてみた。
まずは1から10までの数字の書かれたメダルを裏返しにしてよく混ぜる。
ホワイエピッコリーノ 池田典彦さん:
簡単に言うと「神経衰弱」のようなゲームです。めくったメダルが合計10になったらゲットできる
最終的に取った枚数が多ければ「勝ち」という明快なルールだが…。
山下桃アナウンサー:
頭使いますね~!
順番に1回ずつチャンスが回ってくる中、同じ合計「10」でも「10」1枚なら1点。
「1」+「2」+「3」+「4」なら4枚なので4点、というように、取り方によって点差が出てくるのがこのゲームのポイント。
記憶力と戦略が試される進化系神経衰弱だ。
ホワイエピッコリーノ 池田典彦さん:
ボードゲームは世界中にメーカーがあって、もっともっと知っていただいて、まだ見ぬ世界、感動をぜひ体感していただきたい
おうち時間のお供に、家族で盛り上がれるボードゲーム。
あなたのお気に入りもきっと見つかるはず。
(TSKさんいん中央テレビ)