突然やってきた“暑さ”…街ゆく人の悩みは「マスク」

4月21日、都心で今年初めて「夏日」25度を超える気温を観測しました。

めざまし8が街ゆく人にインタビューすると、突然やってきた暑さに抱えていた悩みが…マスクの蒸れ。

女性A
就活で面接の時だけマスクを外してくださいと言われると、汗かいてメイクが崩れてないか心配になる

女性B
汗でマスクびちょびちょになってしまうので、替えのマスクをたくさん持ち歩いています。1日に2~3回はマスクを交換します

このように、暑い中でマスクをすることについての悩みが多く聞かれました。

黒マスクと白マスクで差が出る「温度」

この記事の画像(4枚)

サーモカメラでマスクをしている人を見てみると、ある違いが…。マスクの色によって、マスク周辺の温度に差が出ていたのです。

24.5度の気温の中、白いマスクを使用している人と黒いマスクを使用している人をサーモカメラで撮影すると、マスクの色が青と赤ではっきりと分かれました。

白いマスクを使用している人(画像左側)のマスク周辺温度は気温とほぼ同じ25℃ほどだったのに対し、黒いマスクを使用している人(画像右側)のマスク周辺温度は気温より5℃高い、約30℃にまで上昇。

つまり、白マスクと黒マスクでは5℃の差が出ていたことになります。

「寒暖差疲労」に注意

また、街ゆく人からは「朝と昼の寒暖差で着る服を考えるのが大変」という声も。

実際に4月20日の東京・練馬区の気温変化を見てみると、午前5時時点では8.3℃だった気温が午後1時には25.3℃に。朝と昼で17℃もの寒暖差がありました。

この寒暖差、実は私たちの体調に影響を及ぼしているのです。

せたがや内科・神経内科クリニックの久手堅司院長によると、寒暖差が大きいと汗をかいたり、寒さで血管が縮むなど自律神経の動きが活発になりすぎてしまい、疲労が蓄積されていく「寒暖差疲労」というものになりやすいといいます。

その他にも寒暖差の影響で自律神経が乱れやすく、肩こりや頭痛、めまいなどが生じることもあるので注意が必要です。

この寒暖差を乗り越えるために、重要なのが服装選び。

気温が高くても湿度が低いと、日陰などではひんやりしていることがあるので、羽織として長袖のシャツやジャケットを持ち歩いたり、首元を冷やさないようにストールなどを持っておくのが大切です。

(「めざまし8」4月21日放送より)