忙しくて時間が無いけど自炊したい…キーワードは「だいたい」!

この記事の画像(9枚)

「共働きで凝った料理を作る時間がとれない…」「でもちゃんと自分で作りたい!」
そんなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
めざまし8では、そんな悩みを解決してくれる「だいたい」で作れる‟簡単なのに華やかレシピ”を、食育インストラクターの和田明日香さんに教わりました。

豚肉を使った中華の前菜「だいたいウンパイロウ」

ウンパイロウとは、豚肉を使った中華の前菜のひとつ。豚肉ときゅうりだけで華やかな前菜が完成します。

 <材料(4人分)>
豚肩ロースしゃぶしゃぶ肉・・・300g〜400g
酒・・・適量
キュウリ…2本
Aしょうゆ…大さじ2
A甜麺醤…大さじ2
A砂糖…大さじ1.5
A黒酢…大さじ1
Aごま油…小さじ1
Aニンニク(すりおろす)…1/2片
Aショウガ(すりおろす)…1片
A長ネギ(みじん切り)…1/2本

<下ごしらえ>
・キュウリはピーラーでリボン状にスライスして、キッチンペーパーで水気をふく。
・Aのニンニク、ショウガはすりおろし、長ネギはみじん切り。

<つくりかた>
1.鍋にたっぷりとお湯をわかし、お酒を鍋にひとまわし入れる。もう一度沸いたら火を止めて、20秒数えてから豚肉を入れ、しゃぶしゃぶする。ほんのりピンクが残る程度でザルにあげ、冷ます。
2.Aを合わせて混ぜ、たれを作り、適量を1の豚肉に絡める。
3.皿にキュウリを敷き、2の豚肉を乗せ、お好みで残ったたれをかける。

ポイントは、沸騰した鍋で豚肉をゆでるのではなく、火を止めて20秒お湯を冷ました後に豚肉をゆでること。こうすることで豚肉が柔らかく仕上がるそうです。
また、残ったたれは3〜4日保存可能。蒸し鶏や、野菜のディップ、炒め物のソースとして利用できます。

誰が作っても絶対においしくなる「あさりトマト」

お次のレシピは、和田さん曰く「誰が作っても絶対においしくなる!」というあさりトマト。
作るのが難しそうなイメージのある洋食も、和田さんのレシピでは簡単に作れちゃうんです。

 <材料(3〜4人分)>
あさり(殻つき)…3000g
トマト 中サイズ…1個
エビ…小10尾
オリーブオイル…大さじ1.5
ニンニク…1片
A水…大さじ2
A白ワイン(酒でも代用可)…大さじ2
Aトマトペースト…大さじ2
A塩…小さじ1/2
粉チーズ…適量

<下ごしらえ>
・あさりは砂抜きする。
・トマトはざく切り。ニンニクはみじん切りする。
・Aを合わせておく。
・エビは背わたをとって殻をむき、片栗粉と水で洗い、水気を拭く。

<つくりかた>
1.あさりは殻をよく洗い、水を切る。
2.フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて火にかけ、香りがたったらあさりとトマトを入れる。ガシャガシャ炒めて、油が馴染んだらAとエビを加えて蓋をする。
3.たまに揺すって、フライパンの中を確かめ、あさりの口が開いたら火を止める。器に盛り付けて粉チーズとオリーブオイル(分量外)をかける。

ニンニクは芽を取らずにみじん切りするというのが「和田流」。
ポイントはアサリの殻が開き始めたら、すぐに火を止めてあげること。あまりやり過ぎるとアサリが硬くなってしまうそう。
また、こちらのレシピはパスタやリゾットにも応用できます。

アレンジレシピ:あさりトマトリゾット
・完成したあさりトマトのあさりを貝殻から出す。貝殻は捨てる。
・再度火にかけ、温めたごはんを茶碗多めに1杯分とピザ用チーズ約30g、塩ふたつまみを加える。
・ソースとごはん、チーズをよく混ぜ、ぐつぐつとわいたら完成。
・器に盛り付け、粗挽き黒胡椒、オリーブオイルをトッピング。
あれば乾燥オレガノやバジルをちぎって加えると香りアップ。

あさりのうまみがぎゅっと凝縮された中にニンニクのパンチが効いて、満足できる一皿の完成です。

だしも取らず包丁もいらない「お味噌汁」

続いての簡単レシピは食卓の定番「お味噌汁」。材料を切ったり、だしを取ったりと、何かと手間の多い料理ですが…和田さんの味噌汁は包丁も使わず、だし取りも必要ないそう。

 <材料(3〜4人分)>
ダイコン…適量(1/10本目安)
ニンジン…適量(1/4本目安)
ゴボウ…適量(1/4本目安)
タマネギ…適量(1/4個目安)
サラダ油…小さじ2
水…3カップ
かつお節(細かいもの)…1パック(5g)
味噌…大さじ2〜3
卵…1個

<作り方>
1.鍋にサラダ油を熱し、ピーラーやスライサーでスライスした野菜を入れて炒める。
2.野菜がしんなりしたら、水とかつお節を加えて煮立てる。
3.味噌を溶かし入れ、卵を加えてかきたまにする。

野菜を全てピーラーでスライスすることで簡単化、しかも野菜に火が通りやすくなり、まな板も使わないで済むそう。
ポイントは沸かしたお湯に野菜を入れて煮るのではなく、一回野菜を炒めること。これによりコクが出て、野菜だけでも食べ応えがある味噌汁が完成します。
また、細かいかつお節をそのまま入れることで、だしを取った後のかつお節まで一緒に食べられるというのも「和田流」。
さらに、かきたまをするコツは、沸騰して泡立っているところに卵を落とすと、泡の力で自然と卵がふんわり持ち上がりきれいにかきたまができるそう。

この3品は約35分で完成。これなら忙しくて時間の無い人でも簡単においしく華やかな料理が作れます。
手順がちょっと適当でも、食べておいしく、作る人が楽しければ食卓はハッピーになるという、大切なことを和田さんの「だいたいレシピ」から教わりました。

(「めざまし8」4月20日放送)