コロナ禍での避難心得

福島県沖で発生した最大震度6弱の地震。福島県では避難する人もいたが、コロナ禍の中での避難では、どんなことに気をつければいいのだろうか。

災害救援活動や地域防災活動などに取り組むNPO法人「レスキューストックヤード」浦野愛さんに取材した。

体育館などの避難場所は、大きなひとつの空間に大人数が集まることで「密」を生み出し、クラスター化の恐れがある。そこで有効なのが、様々な場所に分散して避難する「分散避難」だ。

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具体的な分散避難先候補としては、自宅(安全性が確認できる場合)、親戚・知人宅、公民館(一時的に開放される場合あり)、ホテル、旅館(人がいる場所で食事の提供がある場合も)など。車中泊については装備が必要で、エコノミー症候群など健康上の問題や、防犯上の安全面での課題もあるとのこと。

準備しておきたい基本的な防災グッズは、懐中電灯、ラジオ、イヤホン、スマホなどの予備用のバッテリー、薬、水、お薬手帳、非常食、簡易トイレなど。

さらに、コロナ禍の中では感染防止グッズが必要で、マスク、消毒用アルコール、体温計、スリッパ(避難先は土足厳禁やスリッパがないところも)、ポリ袋(使用済みマスク・鼻をかんだティッシュなど袋に入れて密閉し共同ゴミ箱へ)などが挙げられるという。

(東海テレビ)

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