岩手県で極寒の冬が作り出す“氷のアート”が出現。少し変わった風習も…。天達気象予報士が解説します。

湧き水が凍り“巨大氷柱”に

岩手県花巻市から、変わった冬の風物詩の写真が届きました。

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多くの人が見守る中にあるのは、巨大な柱のようなもの。2月11日に撮影されたものです。

これは「たろし滝」と呼ばれるものなのですが、実は「滝」ではないのです。

秋の様子を見てみるとわかるのですが、実はこれ、上から流れてくる「湧き水」が凍ったもの。

この地域では“つらら”のことを「たろし」と呼ぶ風習があり、つららを表す「垂氷(たろし)」と滝のような見た目を合わせて、「たろし滝」と呼ばれるようになったといいます。

「たろし滝」で占う秋の豊作

この「たろし滝」、一体どのくらいの大きさなのか?11日に計測されました。

5人がかりで測った円周は…

なんと6m10cm!かなりの太さであることがわかります。

そして、この「たろし滝」の測定は毎年の恒例行事。では、なぜ測定が行われているのかというと…

「たろし滝」の円周から、その年の作物の出来映えを占っているのです。「たろし滝」が太いということは、冬が寒かったということ。そういう年は経験則的に夏が猛暑になりやすいので、季節がはっきりしており、秋に豊作になりやすいと言われているのです。

2021年は6m超!豊作に期待

これまでに47回観測されているのですが、2021年の円周6.1mは歴代8番目の太さ。

占いでは6mを超えたら豊作と言われており、2021年は豊作になるのではと言われています。実際に、歴代1位の8mを記録した1978年には大豊作になったそうです。

今シーズンは厳しい寒さが続きましたが、秋には豊作という嬉しい出来事が待っているかもしれません。

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(とくダネ!『あまダネ!』2月12日放送)