5歳娘からのゲームにワクワクの父親
家に帰ってポストを覗いてみると、5歳娘からの手紙を見つけ、そこからワクワクする体験が始まった。そんな投稿が話題になっている。
ちょっと待ってくれ…人生で帰宅してポスト覗いてこんなにワクワクしたことないんだが… pic.twitter.com/MaQkZjYGn2
— 宮川サトシ@新作『ワンオペJOKER』連載中 (@miyagawa_sato) February 6, 2021
ちょっと待ってくれ…人生で帰宅してポスト覗いてこんなにワクワクしたことないんだが…
このように投稿したのは、5歳の娘を持つ漫画家・宮川サトシさん(@miyagawa_sato)。
ポストにあった娘さんからの手紙を見つけると、そこには「げーむがはじまるよ」との文字が書かれ、投稿からは宮川さんがこれから始まるワクワクを隠しきれない様子が伝わってくる。

娘さんは「一緒にヘビに食べられてもいいよ」という独特な表現のラブレターを宮川さんに書いたり、サンタクロース宛てに書いた弟思いの手紙が話題となり、以前、編集部でも紹介している。
(参考記事:「一緒にヘビに食べられてもいいよ」5歳娘が漫画家の父親に書いた“ラブレター”が独特すぎる)
(「やきいももください」0歳弟への愛溢れる5歳娘“サンタ宛ての手紙”が話題…クリスマス当日の様子も聞いた)
発想力が豊かな娘さんからのゲームを、帰宅と同時に始めることになった宮川さん。気になるゲームの内容だが、1枚目には「1っかいのまどにある」と書かれており、どうやら「何かを探すゲーム」のようだ。

そこで指示通り1階の窓に行ってみたところ、手紙が貼り付けてあり、「はなのつぼにある」と娘さんが紙で作った花瓶の中にあるとのメッセージが!花瓶を探してみると…

花瓶に貼り付けられていたのは、またもや手紙。そこには「てぃっシュけースのうら」と書かれており、すでに寝ていた娘さんにコントロールされていることに、宮川さんは戸惑いを隠せないようだ。

おい娘…お前はもう眠っているが、眠りながらにしてお前は俺をコントロールしているぞ…(で、何なんだ…?) pic.twitter.com/SaIJttiDPO
— 宮川サトシ@新作『ワンオペJOKER』連載中 (@miyagawa_sato) February 6, 2021
ティッシュケースの裏を探してみると、またまた手紙があり、「うみのとしょかん(絵本)のうらにある」とのメッセージが。今度こそ何かあるのだろうか。それともまた手紙なのだろうか。

指定された絵本の裏を見てみると、またもや手紙…。「かいだんだんのいちばんした」とあり、このゲームはまだまだ続きそうだ。

階段の一番下を見てみると「てれびのうしろ」と書かれた手紙が。あまりにもわかりやすい場所に置いてあったため、最初に見つけていたらどうするんだ、と突っ込む宮川さん。

おい、娘…お前これ、なんならリビング入って一番最初に見つけられてたかもしれないだろ…大胆すぎる…が、実際ここまで気づかなかった、、、既にお前の術中にハマっているということか… pic.twitter.com/O1TG2k9kXR
— 宮川サトシ@新作『ワンオペJOKER』連載中 (@miyagawa_sato) February 6, 2021
そろそろ最後かとテレビの後ろを見てみると、またしても手紙。
そこには「2このふたのおなべのなかにとうとうプれぜんとが」と書かれており、ついにこのゲームも終わりを迎えるらしい。鍋の中には一体何が入っているのだろうか。ようやくたどりつきそうなだけに期待もふくらむ。

そして鍋をあけてみると、そこに入っていたのは、お菓子の「わさびのり太郎」だった。わさびのり太郎は宮川さんが一番好きなお菓子だという。
疲れて帰ってきた父親の宮川さんのために、ゲームを楽しんでもらいつつ、好きなお菓子を渡したかったのだろうか。

娘よ、素晴らしいエンターテイメントだったぜ…一本の映画を観たぐらいの満足感が得られたよ。お前は五歳にして俺を超えたんだ、胸を張っていいぜ…(完) pic.twitter.com/vrHNQCA3EZ
— 宮川サトシ@新作『ワンオペJOKER』連載中 (@miyagawa_sato) February 6, 2021
このゲームを終えた宮川さんは「一本の映画を観たぐらいの満足感が得られた」とのことだが、ゲームをしている最中はどのように思ったのだろうか。
感想などを宮川さんにお話を伺った。
急にアトラクションに引き摺り込まれたような感覚
ーーポストで“手紙”を見つけた時はどのように思った?
完全に油断していたので、急にアトラクションに引き摺り込まれたような感覚がありました。ちょっと「GANTZ」っぽいというか、可愛いんだけど少しだけ怖いというか、でもすぐにワクワクがやってきて家に入るのにドキドキしてたと思います。
ーーゲームを終えるまでどれくらいの時間がかかったの?
写真撮りながらというのもありますが、30分ぐらいじっくり楽しませてもらいましたね。
ーー娘さんからのゲームをしてみた感想は?
まず、タイトルがいいなと思いました。「はなえげーむがはじまるよ。」あれで一気に日常から非日常に引っ張り込まれたような気持ちになりました。リアル脱出ゲームとかやったことないんですが、たぶん不意にやってくる感じとかも含めて、それを超える没入感があったかもしれません。
あとは、手紙ひとつひとつに伝えようとする丁寧さを感じました。蓋が二つついてる鍋とか、ちゃんと誘導される側がわかるように書いてることに心底感心しましたね。普通だったら5歳の子供が作るものですから、途中で破綻してて当然ぐらいに思ってたんですよ。それがよどみなく最後まで程よいゲームレベルで作られていて、親バカだとわかってはいますが、すげぇなって思いました。(笑)
ーー娘さんがこのゲームをやろうとしたきっかけは?
去年最初に僕が仕掛けた宝探し手紙ゲームと、先日6日に喫茶店で読んだ絵本がきっかけだと思います。

翌朝、娘さんは何度も「お父さん楽しかった?」
ーーゲームが終わった後、娘さんは何か言っていた?
翌朝、起きてきてすぐ「お父さん楽しかった?」と何度も聞いてきましたね。最高に楽しい30分だったよと伝えたら、大喜びでした。僕がお宝のわさびのり太郎を(特別なものになっちゃったから)勿体無いと言って食べなかったのを見て、どうしてどうして〜としつこく聞いてきたのですが、その時も嬉しそうでしたね。
ーーなぜ娘さんはプレゼントをわさびのり太郎にしたの?
わさびのり太郎が僕が一番好きな駄菓子だと知っていたからですね、よくコンビニに買い物に行っても、僕が5〜10枚ほど買い溜めすることを娘は知っていて、宝物にあれが入ってたら僕が喜ぶと思ったのでしょう。まぁ、僕が買っておいて家族共有のお菓子に入れてたやつなんですが(笑)。それがまた可愛かったですね。

ーー娘さんはこのようなゲームを考えるのが好き?
基本は折り紙や画用紙、トイレットペーパーの芯を使った工作が好きですね。自分が作った工作をおもちゃにして、ごっこ遊びなんかはいつもやっていますが、今回のような脱出ゲームのようなものを自分からやり始めたは初めてのことだと思います。
手紙ひとつひとつに丁寧さを感じ、最後まで楽しめたと話してくれた宮川さん。様々な話題を提供してくれる娘さんは、次はどのような一面を見せてくれるのだろうか。
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