心臓の検査をお受けになる上皇后さま

6月6日、東京・八王子市の武蔵陵墓地を訪れ、4月末の退位を報告する「親閲の儀」に臨まれた上皇ご夫妻。

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真夏のような暑さの中、長い階段を上られた上皇后さま。

宮内庁は7日、上皇后さまについて「上皇后陛下には今年に入ってから、朝のご散策後に息が切れるご症状が次第に目立つようになりましたが、今週初めの血液検査において心不全の診断指標であるBNP値が上昇していたことから、近く宮内庁病院で心臓の検査をお受けになります。」と発表した。

BNP値の上昇とは、どのような状態を示しているのか。大高病院の阿部裕之診療部長に話を聞いた。

大高病院・阿部裕之診療部長:
BNP値の上昇とは心臓への負担を調べるためのマーカー。絶対的な指標ではなくて、数値がこれ以上だったから心不全とか、これ以下だったから大丈夫というふうに一概に言うことはできない

BNPは心臓に負荷をかけたときに出るホルモンの値で、心機能低下の早期発見につながる指標とされるが、心臓以外の要因で上昇する場合もあるという。

上皇后さまは2015年6月末ごろから胸の痛みがあり、24時間の心電図検査を受けられた。その結果、筋肉への血液の流れが悪くなる心筋虚血が疑われたことから、同年8月、冠動脈CT検査を受けられたところ、冠動脈に狭窄がある可能性を指摘されていた。

心臓の筋肉への血流が不足する心筋虚血は、強いストレスなども引き金になるという。

フジテレビ皇室担当・橋本寿史解説委員は「前回は宮内庁側としては、ご公務や色んな形の中でストレスが上皇后さまにかかったのが、一つの要因ではないかとみていた」と話す。

上皇さまとともに退位に伴う多くの行事に臨まれてきた上皇后さま。

週明けには検査の結果が明らかになる見通しで、6月11日から2泊3日で予定されている京都ご訪問については、現時点で変更はないという。

(「Live News it!」6月7日放送分より)

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