一時は90頭まで減り絶滅危機に…

まるでぬいぐるみのように見える子犬。
今、かわいすぎるとSNSで話題になっている「山陰柴犬」だ。
実は、一時は90頭まで減り、絶滅の危機にあった希少な柴犬の一種で、その「山陰柴犬」を守る活動が続いている。

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今では500頭になる中、生後2カ月の子犬ももうすぐ、里親のもとに引き取られる。
残り少ない、生まれ故郷での生活に密着した。 

雪の中にすっぽりとはまってしまった子犬。

抜け出せずにいると…助けがきた!
2匹は生後2か月の「山陰柴犬」。

その成長ぶりがツイッターでアップされると、「かわいすぎる!」とたちまち話題となっている。

元気よすぎる生後2カ月の子犬たち

2匹が産まれた鳥取・大山町を訪ねてみると…

岡部楓子アナウンサー:
こんにちは~

寒さに負けず、元気に迎えてくれた。 

名前は、楓ちゃんと柚子ちゃん。顔もそっくり!
お気に入りの遊び場は、ふかふかの雪が積もった自宅の庭。
まだおぼつかない足取りだが、元気いっぱい駆け回っていた。
飼い主の豊哲也さんは、プロのカメラマン。

元気がよすぎる楓ちゃんと柚子ちゃんの撮影は、一苦労だという。

それでも、飼い主だからこそ引き出せるベストショットの数々。
生まれて2カ月が経つ2匹は今週末、鳥取県内に住む別々の里親のもとへ引き取られることが決まっている。 

豊哲也さん:
大変な時には、もう!と思うこともあるけど、寂しいのが大きい

‟貴重犬種”山陰柴犬を増やす取り組み

2匹を生んだのが、小春ちゃん2歳。 

岡部楓子アナウンサー:
子どもを産むのは何回目?

豊哲也さん:
2回目

岡部楓子アナウンサー:
最初から里親に出すのは決めていた?

豊哲也さん:
そうですね。山陰柴犬は今少ないので、繁殖のためにお手伝いできればと思って

知り合いの紹介で、山陰柴犬の小春ちゃんを飼い始めた豊さん。
山陰柴犬は、一時は90頭まで減り、絶滅が危惧されていた。
豊さんは、現在500頭ほどしかいない山陰柴犬を増やす取り組みに力を入れている。
小春ちゃんが初めて産んだ2匹も、約2カ月間育てたあと、里親に引き取ってもらった。

クラウドファンディングで写真絵本の出版を

短いけれど「大切な一瞬一瞬の思い出をかたちに残したい」。
カメラマンの豊さんが企画したのが、写真絵本だ。

豊哲也さん:
山陰柴犬のかわいさで癒されてほしいのと、山陰柴犬は貴重な犬種なので、そういうのを知ってもらって、皆が飼いたいとか、どんどん頭数が増えるような活動に協力できたらと思っている

出版費用は、クラウドファンディングで集めていて、目標額200万円に対し、現在100万円以上の支援が集まっている。(1月15日時点) 

豊さんに取材していると…自分たちの出番はもう終わったと思ったのか、仲良くお昼寝していた。
体を寄せ合って仲良く眠る2匹。どんな夢を見ているのか。 

楓ちゃんと柚子ちゃんも、まもなく里親のもとへ。
山陰柴犬を守る取り組みは、新たな飼い主のもとで新たに継がれる。 

(TSKさんいん中央テレビ)