特集は豪雪の村です。11日、長野県栄村を訪ねてきました。積雪は2メートルを超えていて厳しい冬を迎えていますが、住民はたくましく暮らしています。集落の行事にも参加させてもらいました。

アナウンサー:

「長野市から1時間ほど車を走らせ、飯山市に来ています。さらに北、栄村を目指しますが、車窓から見える景色は真っ白です」

村へ行く途中、何台もの除雪車とすれ違い、国道脇の雪は徐々に高くなっていきました。そして…。

アナウンサー:

「栄村・森宮野原駅前の商店街に到着しました。すごいですよ、雪。この奥に店舗がありますが、この店舗のところまで雪の壁が連なっています。立派ですね」

11日朝も住民は雪かきに追われていました。

アナウンサー:

「今年の雪はどうですか?」

住民:

「分散して降ってくれればいいけど、降るときにドカンと今年は降るから…雪かきがかなり大変」

今シーズンは12月下旬から一気に積もり、役場の計測では11日朝の段階で積雪2メートル50センチ。

暖冬だった昨シーズンは、最高で1メートルほどで既に2倍以上です。

雪かきを手伝わせてもらいました。

アナウンサー:

「最初は軽いんですが、雪を押し出すときには大変ですね。重い…重いですね」

住民:

「(村では)80くらいのばあちゃんもやりますからね」

少し歩くと、子どもたちの姿を見つけました。

アナウンサー:

「こんにちは。皆さん、今は何してるんですか?」

森地区の中学生:

「『どうろく神』の燃やす材料を集めに…」

森地区では、11日がどんど焼き。村では「どうろく神」と呼んでいます。小中学生7人が手分けして、家々を回り、正月飾りを集めていました。

アナウンサー:

「高い!雪の壁です。迷路みたいですね」

私も子ども達についていこうとしましたが、追いつけません…。

集めた飾りは、「どうろく神」を行う広場へ。大人たちが準備していました。秋のうちに刈り取ったカヤを括り付けていきます。

住民:

「3、4台くらいかな、軽トラで」

アナウンサー:

「すごい高さありますけど、これをみんなの共同作業で頑張ってつけていくんですね」

昼前になると少し日が差してきました。月岡地区へ移動して腹ごしらえ。

こちらは南雲充子さんが営む食堂「かどや」です。

食堂「かどや」南雲充子さん:

「お待たせしました」

店の定番メニュー「みっこラーメン」です。

アナウンサー:

「おいしいです。外が寒かったので、温かいラーメンはしみますね」

南雲さんは元教師。10年前の地震で住民の結びつきの大切さを知り、退職後、住民が集う場を作ろうと店を開きました。今はコロナで営業を縮小しています。

食堂「かどや」南雲充子さん:

「『一刻も早く日常が取り戻せますように』と貼って、頑張ろうかなって。不安はあるけど、不安に負けないで」

腹ごしらえも済み、午後は再び森地区へ。点火して、いよいよ「どうろく神」のスタートです。

住民:

「コロナが早く収束してもらいたいと願いを込めて」

「少子高齢化が進んでるんですけど、いる人がいつも元気で、みんな楽しく生きがいのある生き方をしていただければ」

大雪の栄村。

コロナの影響が続くほか、2011年の震災から今年で10年を迎えることもあり、例年に増して平穏な日常を祈る新年となっています。