温かい温泉のすぐ隣は、極寒の海。潮が引いた数時間だけ現れる「幻の温泉」に行ってみた。

2つの「熱々の湯気」を求め、北海道・函館市へ

北海道・函館市の中心部から、車を走らせること約1時間半。
椴法華(とどほっけ)地区にやってきた。

水上 孝一郎記者:
目の前には太平洋が広がっているのですが、こちらにある幻のスポット、あっ、あちらですかね。海の中から湯気が出ています

函館市のディープスポット「水無海浜温泉」。

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湧き出た温泉と海水が混ざり合い、絶妙な湯加減に。
間近に海を眺めながら入浴できる。

客:
ちょっと寒い

温泉好きには有名なスポットで、北海道外から来た人の姿も。

埼玉からの客:
いいですよ。まろやか

埼玉からの客:
気持ちいい。はるばる埼玉から来たかいがありました

入れたらラッキー!「幻の温泉」と言われるワケ

実はこの温泉、潮が満ちてくると海の底に。
ただの海岸にしか見えない。

浴槽が姿を現すのは、潮が引いた数時間だけ。

これが「幻の温泉」と言われるゆえん。 温かい温泉のすぐ隣は、極寒の海。
なんとも不思議な場所。

東京からの客:
密にならないから。街中じゃないので人と接しない

広く開放的で、密にならずに入浴できる。そのほかにも感染予防対策が。

脱衣所では1人ずつ着替えるよう注意喚起をしている。

続いての「熱々の湯気」は…?

体の中から温まる熱々ご当地グルメが登場。
その正体は…?

まん丸と太った姿がユーモラスな「ホテイウオ」。
地元・函館では「ごっこ」と呼ぶ。

これを使った冬のご当地グルメが「ごっこ汁」。
しょう油仕立てのスープで、プルっとした「ごっこ」の身が絶品。 豆腐、ネギ、ノリとの相性も抜群。

水上 孝一郎記者:
歯ごたえがいいですね。プルプルしていて肉厚でとってもおいしいです

海鮮処 函館山 坂本 竜太さん:
コラーゲンがたっぷり入った魚なので、特に女性におすすめの汁物

こちらでは消毒液のほか、席を間引きし、アクリル板も設置するなどの感染対策を行っている。

海鮮処 函館山 坂本 竜太さん:
お客様にも、除菌とマスクをしていただいて来てもらいたい

ごっこ漁が盛んになるのは1月下旬ごろから。
旬のごっこはプチプチした卵の味わいがまた格別。

コロナ禍が落ち着いたら、幻の温泉と冬のご当地グルメで温まりたい。

(北海道文化放送)