別れを惜しむ鉄っちゃん&鉄子が殺到…「名鉄資料館」
名鉄の創業以来の歴史を集めた岐阜・可児市の「名鉄資料館」が、2020年一杯で閉館する。
この資料館、ちょっとマニアックで渋い展示が人気で、今 全国の鉄道ファンが殺到している。
懐かしい駅看板に、鉄道マンの制服。
この記事の画像(11枚)東洋一の豪華列車・パノラマカーの運転席も。
岐阜・可児市にある「名鉄資料館」。
創業当時から実際に使われていた切符や看板、機器類など約3万5000点が展示されている。
北名古屋市から来た男性:
小さいころ、おじいちゃん家にパノラマカーに乗って行っていた
名古屋鉄道広報:
資料館の閉館を発表させていただいて以降、われわれの想像以上のスピードで、ご用意した予約の枠が満席となっております。たくさんの方にご来館いただいて、本当にありがたいなと思っております
1994年にオープンした「名鉄資料館」。施設の老朽化による閉館が伝えられると、連日全国からファンが殺到。事前予約制だが、予約が取れないほどの人気ぶりだ。
大阪から来た男性:
遠かったですけど、運転席に座ったり、貴重な資料とかを見てみたいなと思いまして。来たかいがありました。これがなくなってしまうと思うと惜しいですね
実はこの名鉄資料館、マニアックで渋い展示内容に鉄道ファンが虜に。
パノラマカーに付いていたフェニックスのエンブレム。記念列車の看板は「がんばれドラゴンズ!」「オグリキャップ里帰り記念」「シャ乱Q号」。
さらに列車の上に取り付けられたパンタグラフや、運転指令室で使っていた列車の制御盤。駅員が使っていた出札箱なども…
名古屋市内の大学生:
この地域の鉄道が好きで、東京からこっちに移り住んだので。(家族にもいろいろ)言われたんですけど、仕方ないかという感じで、親に感謝です。面白いなと思いますし、ぜひ残してほしいと思いますね
閉館は12月25日。展示品は倉庫で保管されるが、今後の公開は検討中とのこと。
※12月3日現在、事前予約の枠は満席で、キャンセル待ちの状態。
(東海テレビ)