ロッテは15日、フランク・ハーマン投手(36)が残留すると発表した。

昨オフに楽天から移籍したハーマンは今季38試合に登板して3勝2敗1セーブ、23ホールド、防御率2.15。頼れるセットアッパーとしてチームをCS出場へと導いた。

チームを通じて「来年、再び千葉に戻ってマリーンズでプレーができることにとても興奮している。2021年のマリーンズは、才能あふれる若い選手たちと経験豊富なベテランが融合した、とても素晴らしいチームになる。私も来年、そんなチームメートたちとともに一生懸命にプレーし、リーグ優勝という目標に向かって突き進めることを楽しみにしている」とコメントを寄せた。

7月22日、メットライフドームでの西武戦だった。

2対1で1点リードの8回2アウト2・1塁の場面。
打席には19年目のベテラン・栗山巧(36)。
球界屈指の選球眼を持つ巧打者にハーマンはナックルカーブを投げ続けた。

栗山がナックルカーブにしぶとく食らいつき、6球目まで5球連続でファール。カウントは1ボール2ストライク。

7球目はナックルカーブがワンバウンドの暴投となり、ランナーがそれぞれ3・2塁に進塁する。

8球目は低めのナックルカーブをファウル、9球目は胸元の146キロ直球でボール。栗山は際どい球をファウルカットしながら、計算したようにフルカウントとした。

そして10球目。
内角ギリギリに決まった145キロのストレートに、栗山は手が出ず見逃し三振。
打席で首を傾げ、立ち尽くした。ハーマンはマウンドで珍しくガッツポーズを見せた。

しぶとい相手にも決して根負けしないーー頼もしい右腕がチームに残った。