手作りの味に感動もひとしおである。大豆について学んでいる鹿児島県霧島市の国分小学校の児童たちが、昔ながらの豆腐づくりに挑戦した。できたての豆腐を口にした児童からは、思わず「うますぎて滅!」という声も飛び出した。
校舎の前で大豆を育てる国分小学校
霧島市の国分小学校では、校舎の前で食生活に欠かせない大豆が育てられている。3年生は総合的な学習の時間で、大豆の栽培や加工について学んでおり、今回の豆腐づくりはその一環である。
豆腐づくりが行われたのは家庭科室だ。3年4組の児童32人が、地域の人や保護者の指導を受けながら取り組んだ。

大豆から豆乳、そして豆腐へ
まず、水で戻した大豆をミキサーにかけ、大きな鍋で煮立たせる。原料の大豆300グラムからできる豆腐は1丁である。泡が一気に膨らむのを合図に火を止め、布でこすと、豆腐のもとになる豆乳ができあがる。

できたての豆乳の味について、児童からはさまざまな感想が聞かれた。
「あんまり味がしない」
「おいしい」
「豆腐にちょっと似ている感じ」
この豆乳を75℃以上に温めてにがりを打ち、器で固めて水にさらすと、手作り豆腐の完成である。

「自分たちで作った方がおいしかった」
児童たちは、白く輝く手作りの豆腐をほおばると笑顔を見せた。感想も次々に飛び出した。
「いつもの豆腐よりやわらかい気がする」
「自分たちで作った方がおいしかった」
「うますぎて滅!」

自分たちの手で作った豆腐の味は格別だったようである。
指導した地域の人も児童の様子に手応え
児童たちを指導した霧島市食生活改善推進員連絡協議会の川野幹子会長は、当日の様子を次のように振り返った。
「子たちの顔を見たらすごく生き生きしていた。初めての体験は何を作るのだろうというソワソワ感や期待感があるので、楽しそうにしていたのが伝わった」

地域の人や保護者が学校の学びを支える場にもなったようである。
次はきなこ作りに挑戦
国分小学校の3年生は今後、さらに大豆について学習を進める。学校で育てている大豆を使い、きなこ作りにも挑戦する予定である。栽培から加工まで、大豆を通した学びはさらに広がりそうだ。
【動画で見る▶昔ながらの豆腐づくりに挑戦! 国分小学校の児童 大豆の栽培も【鹿児島】】

