春の高校バレー県予選の決勝が11月3日に行われ、男子は川内商工、女子は鹿児島城西が優勝を果たした。川内商工は6年連続7回目、鹿児島城西は2年連続10回目の全国大会出場を決めている。男子では2年生エース田中洸選手が「自分に持ってこい」とチームを引っ張り、女子では鹿児島城西が3対1で連覇を達成した。
男子は川内商工が6年連続の全国へ
男子の決勝は、6年連続7回目の全国大会出場を目指す黒いユニホームの川内商工と、6年ぶり31回目の出場を狙う紫のユニホームの鹿児島商業の対戦となった。
第1セット序盤、川内商工は18歳以下日本代表のキャプテンも務めた2年生のスーパーエース、4番田中選手にボールを集めた。解説を務めた元日本代表の迫田さおりさんは「前衛にいても後衛にいてもトスがドンドン上がってきますからね。それにしっかり応えていますよね」と評価した。終盤にはブロックポイントも飛び出し、川内商工がこのセットを先取した。

第2セットも川内商工が連取して迎えた第3セットでは、セッター宇都口を中心としたコンビバレーが光った。ブロックの的を絞らせず、リードを広げていった。
対する鹿児島商業は、3年生のキャプテンである1番力武選手のスパイクや、3番別府選手のバックアタックで食らいついた。しかし終盤、鹿児島商業の前に立ちはだかったのは、やはり田中選手だった。多彩な攻撃を見せた川内商工が、6年連続7回目の全国大会出場を決めた。

田中選手「終盤、自分が決め切って日本一に」
試合後、田中選手は次のように語った。
「大事な場面で決め切ってこそエースだと思っているので『自分に持ってこい』と言っていた。終盤、自分が決め切って(春高で)日本一になりたい」
エースとしての自覚と、全国の舞台への強い意気込みがうかがえるコメントである。

女子は鹿児島城西が連覇
女子の決勝は、2年連続10回目の春高出場を目指す青のユニホームの第1シード鹿児島城西と、創部4年目で初優勝を狙う黒のユニホームの第3シード薩摩中央の一戦となった。
第1セット序盤は、鹿児島城西がエース頼冨選手のレフトからの強烈なスパイクで連続得点を挙げた。さらに3年生キャプテンの砂坂選手もライトから得点を重ねてリードを広げる。追いかける薩摩中央も3年生エース隈元選手のスパイクで応戦したが、25対13と鹿児島城西が大きくリードして第1セットを先取した。

薩摩中央が第3セットで意地の反撃
第2セットも連取した鹿児島城西が連覇に王手をかけたが、あとがない薩摩中央は第3セットで粘りを見せた。4対4の同点から、3年生野崎選手のブロックなどで7連続ポイントを奪い、リードを広げた。終盤には一時3ポイント差まで詰められたものの、最後はエース隈元選手が決め、25対21でこのセットを取り返した。
第4セットはサイドアウトを繰り返す、両者譲らぬ展開となった。それでも序盤のリードを最後まで守り切った鹿児島城西がマッチポイントを迎え、セットカウント3対1で連覇を果たした。
鹿児島城西の砂坂莉湖キャプテンは、全国大会に向けて次のように話している。
「(全国大会では)どこからでも点が取れる強いバレーをできるように頑張りたい」

全国の舞台での活躍に期待
男子の川内商工は6年連続、女子の鹿児島城西は2年連続での全国大会出場となった。県内の代表として、全国の舞台でどのような戦いを見せてくれるのか注目したい。惜しくも敗れた鹿児島商業と薩摩中央も、最後まで食らいつく熱戦を繰り広げた。

