鶏肉の消費量が多い大分県は、とり天が有名だが、唐揚げも負けず劣らずの激戦区である。
「唐揚げ専門店発祥の地」宇佐市と、「唐揚げの聖地」中津市がタッグを組み、名店を巡るイベントを開催中だ。
砂糖もみりんも使わないという秘伝のタレや、2日間かけるという驚きの仕込みとは?奥深い唐揚げの世界を覗いてみよう。
現地ルポでその魅力に迫る。
鶏肉の消費量が多く、名物の一つにとり天が有名な大分県。
唐揚げもまた、負けず劣らずの激戦区である。
その中でも、「唐揚げ専門店発祥の地」である宇佐市と、隣接する「唐揚げの聖地」中津市がタッグを組んだ企画を打ち出した。
その名も「からあげ観光デジタルスタンプラリー」。
スマホを使って気軽に参加でき、両市の名店や観光地を巡ってスタンプを集めると、抽選で電子クーポンや豪華な賞品が当たるというイベントだ。

全国的にも大人気の専門店「とりあん」
まず訪れたのは、宇佐唐揚げの名店「とりあん」。
ここは数々のコンテストで最高賞を獲得し、全国的にも大人気の専門店なのだ。

目の前に運ばれてきた唐揚げは、とても大ぶり。
思わず「もう、おいしそうです」と声が漏れる。我慢できずに早速一口。

「コクが強い。鶏の脂の旨みが口の中でふわっと広がってきます」
醤油の奥深さに、ニンニクのパンチが食欲をそそる、たまらない美味しさである。

社長に聞いた味の秘訣がこちらだ。
味付けには地元の薄口醤油を使い、ニンニク、生姜、そしてたっぷりの玉ねぎとりんごが入っているそうだ。
ーー社長
「逆に砂糖とか、みりんとか、お酒とかは使ってないです」
自然の甘みと旨味が詰まった秘伝のタレなのである。

さらに、揚げ方にも工夫がある。
自然のタレに漬け込んだ肉に片栗粉を薄く付け、皮で全体を包み込むように仕上げる。こうすることで、揚げる際に旨味と肉汁が外に逃げず、ギュッと凝縮されるのだとか。

平日は地元の人、週末には県外からも客が訪れるという人気ぶりだ。

2日間熟成が生む「りょうたの手羽先」の極上パリッと感
続いて向かったのは、手羽先で有名な「りょうたの手羽先」である。
宇佐唐揚げの中でも、手羽先に特化して圧倒的な存在感を放つ名店。唐揚げグランプリで何度も受賞経験がある。

こちらの手羽先も、食欲をそそるいい香りが漂う。
(Q普段見てる手羽先より、なんか大きい気がするんですけど)
ーーお店の人
「オーナーのこだわりで、ちょっと大きめの肉付きのいい手羽先を選んで仕込んでるんです」

一口食べると、こちらも「うまい!」。
タレが絡んだパリッとした皮、そして骨の周りのジューシーな肉がたまらない。
ーーお店の人
「動くところなんで、お肉も少し筋肉が付いてて美味しい」
あっさりしていながらも、しっかりとお肉の旨みを感じられる味わいだ。

この美味しさの秘訣は2日間にわたる手間暇にある。特製のタレに漬けて一晩、粉を付けてさらに一晩寝かせてからカラッと揚げるそう。
熟成された肉の旨みと、この仕込みがもたらす極上のパリッと感は、まさに別格だ。

家族で20本、30本と大量に買って帰る客も多いという。
「ビールと一緒に行きたいです」という声も聞こえてきて、その場にいるみんなが笑顔になる。

リポーターたちも大満足の様子であった。もちろん、中津市にも魅力的なお店がたくさんある。
お店ごとに味や特徴が異なるから揚げを味わう食べ歩きは本当に楽しいものだ。

このイベントをきっかけに、宇佐と中津の唐揚げの美味しさを改めて感じてみてはいかがだろうか。
この「からあげ観光デジタルスタンプラリー」は12月20日まで開催されている。アプリのダウンロードは必要なく、QRコードを読み取るだけで気軽に参加できるそうだ。


