政権の「強さ」 国民の「ワクワク感」
この国会のもう一つの焦点の消費税減税法案も議員定数削減と似た部分がある。すなわち「インフレに減税は効果がない」「戻す時は実質増税だ」「財政規律が守られない」「飲食店や農家が困る」などの反対理由はいわゆる「良識」によるものだ。
消費税減税をするなら、その分の社会保障費を削るべきだとは思うが、欧米では食料品の税率は低く抑えられているので、食料品だけ2年間限定なら「良識派」が言うほどひどい結果にはならないだろう。「社会実験」としてやってみればいいのかなと思う。
この法案も公明党かあるいは国民民主党が賛成して成立するのではないか。
先週も書いたが、歴代内閣の支持率を見ると、「強い」政権は一時的に下がっても何かしらの「強さ」を持っているので再び上がる。
「強さ」は国民が政権に抱く「ワクワク感」と言い換えてもいいだろう。小泉純一郎政権の「郵政解散」や「北朝鮮訪問」などの「サプライズ」、安倍晋三政権の「アベノミクスへの期待」はまさに国民がワクワクした。
「良識」で考えれば「消費税減税」も「議員定数削減」もやめた方がいいのかもしれないが「ワクワク感」はある。
高市政権は「良識」より「ワクワク感」の方を取るのだろうと思う。
【執筆:フジテレビ客員解説委員 平井文夫】

