議員のパフォーマンスに有権者は納得していない
法案は特別国会では野党が一致結束して阻止したのだが、臨時国会では自民党が当初案の45議席から削減幅を31議席に圧縮し、さらに国民民主党が比例区での複数の政党による「統一名簿」を可能にすることなどを主張し、これを自民が受け入れたため、国民民主が賛成に回ることになった。
この法案の評価すべきは、比例で「復活当選」する小選挙区の「最低得票率」を有効投票総数の「10分の1」から「6分の1」に引き上げる点だと思う。
これまで比例復活の「最低得票率」は「10分の1」で、これは供託金(300万円)没収の条件と同じだ。供託金没収は売名行為などを防止するために行われているのだが、これまでは「売名行為」ギリギリの人も比例復活していた。
これについては「有権者の負託を受けているとは言えない」との批判があり、資質を疑問視する声もあったので、この最低得票率の引き上げは大変いいことだと思う。
議員定数削減は「良識」で考えれば拙速で不要なことかもしれないが、国会議員のパフォーマンスに有権者が納得していない以上やらざるを得ないのではないか。

