仕事の場でもスマートフォンのメッセージアプリなどの利用が増えている昨今、「上司からの指示のメッセージにスタンプだけで返信する」のは「気になる」か?「気にならない」か?
そんな問いについて、ロッテが実施した「令和のマナーに関する意識調査」では、『気になる派』が61%、『気にならない派』が39%という結果だった。
(※全国の20~69歳の男女1000人に対して実施した)
関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」では、入社27年目の藤本景子アナウンサーが“後輩のスタンプだけの返事は歓迎”と説明。
しかし後輩に当たる橋本和花子アナウンサーは、藤本アナウンサーがそういった姿勢だったとしても「自分の中でそれが許せるか。だから、これからもスタンプで終わらせないです」と述べ、「気になる派」としてマナーを守ることを誓った。
■街頭では「言葉で来たら言葉で返す」と「友達の延長線上」に分かれる
街頭インタビューでは、上司からの指示にスタンプで返信することについて、対照的な意見が聞かれた。
『気になる』と答えた人は、次のように話した。
気になる(20代):上司が言葉でメッセージをくれているのに、そもそも人として、スタンプで返すのではなく、言葉で来たら言葉でちゃんと返すのが礼儀。絵文字も付けないで返す。友達じゃないので、そこは区別をつけてます。
『気にならない』と答えた人は「『承知しました』『確認します』といった、キャラクターのないスタンプであれば、よいのではないか」という意見もあった。
実際に上司にスタンプで返信しているという人は、スタンプを使う理由について「ただ単に返事だけ、『了解しました』を文字で打つよりは、スタンプを押した方がかわいい。文字で返すと、相手も返さなければならなくなる」と説明した。
このインタビューの場にいた上司は「仲がいいので、だからそんなにイラッとすることはない。友達の延長線上みたいな感じで働けているから、イラっとしない。LINEを見てくれているなと無視されるよりはいい」と話した。

■気になる61% 気にならない39%
ロッテが発表した「令和のマナーに関する意識調査」では、「上司や取引先からの指示にスタンプで返信する」ことについて、
・「気になる」派(気になる26.9%、やや気になる34.1%)…61%
・「気にならない」派(気にならない12.2%、あまり気にならない26.8%)…39%
このように「気になる」派が優勢。「旬感LIVEとれたてっ!」のスタジオでは、関西テレビに入社27年目・藤本景子アナウンサー以外は全員が「気になる」を選んだ。

■ひまひまさん「スタンプにはこだわりがある」
19歳のインフルエンサーのひまひまさんは、若い世代ながら「気になる」と答えた。
ひまひまさん:1回、1文を挟んでおけばいいんですけど、スタンプだけっていうのは気になります。敬語のスタンプだったらいいのかなとは思っちゃいますね。
また「スタンプ次第」だとも説明した。
ひまひまさん:スタンプを使い分けるため、プレミアム会員になって使い放題プランを利用している。結構スタンプにはこだわりがあるので、スタンプだけでもいいのかなという気はする。『ありがとうございます』とペコっみたいな。

■藤本アナは後輩のスタンプは歓迎
唯一「気にならない」と答えた藤本アナウンサーは、後輩からスタンプだけで返事が来たらどう感じるかを問われ、次のように答えた。
藤本アナウンサー:後輩から『りょ』と送られてきたら、『りょ』って送ってくれてありがとうと思ってしまいます。
では、目上の人にはどうしているのだろうか。藤本アナウンサーは、気にしていないため無意識にスタンプだけで返している可能性もあると語った。

■後輩・橋本アナは「自分の中で許せるか。だからスタンプで終わらせない」
藤本アナウンサーと先輩・後輩の関係にあたる橋本和花子アナウンサーは「わたしは絶対にやらない」と言う。
橋本アナウンサー:景子さんに対しては、スタンプだけで送ったことはないはずです。送るとしたら、文言とスタンプです。『かしこまりました』と、びしっとしたスタンプをセットで送ります。
「これからは藤本アナウンサーに対してはスタンプだけでもいいのでは?」と問われると、次のように答えた。
橋本アナウンサー:そういうことじゃないんです。自分の中でそれが許せるかなんです。だから、これからもスタンプで終わらせないです。
なお、NPO法人「日本マナー・プロトコロール協会」の明石伸子理事長は、「スタンプだけの返信は、まだ社会に浸透していないため、基本的にはNGと考えておくのがよい」とアドバイスしている。
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年11月3日放送)

