愛猫のごはん、何を買えばいいのか迷ってしまいますよね。中でも、「グレインフリー」という種類のキャットフードを見ることがあると思います。穀物を使わずに作っているキャットフードのことですが、どんなメリットがあるのでしょうか?獣医学博士で猫の栄養学を専門とする岩崎永治さんが解説します。
文=岩崎永治
猫さんのカリカリを選ぶとき、「グレインフリー」という言葉を目にしたことはありませんか?
最近では、ペット専門店だけでなく、身近なお店でもグレインフリーのキャットフードを購入できるようになりました。一般的なフードと比べて価格が高い商品もあり、愛猫の健康を考えて選んでいる飼い主さんもいるでしょう。
猫さんは肉食動物だから、穀物を食べる必要はない。むしろ、穀物を含まない食事のほうが猫さんの体に合っているのではないか。そんな考えから、グレインフリーを選ぶ方もいるかもしれません。
では、実際のところ、グレインフリーは猫さんにとってよい食事なのでしょうか?今回は、猫さんの食性と栄養学の観点から考えてみましょう。
グレインフリーとは?支持される理由は?
グレインフリーとは、英語の「Grain(穀物)」と「Free(含まない)」を組み合わせた言葉で、穀物を使用していないペットフードを指します。一般的には、小麦、米、とうもろこしなどのイネ科植物に由来する原料を含まないフードのことです。
ただし、グレインフリーは「植物性原料を含まない」という意味ではありません。ここが、今回ぜひ知っていただきたいポイントです。それでは、なぜグレインフリーのフードが販売され、飼い主さんから支持されているのでしょうか?

