人口減少や高齢化が進む高知県の三原村を盛り上げようと、意外な救世主が大活躍だ。歌って踊って、飲み干して。村で初めて開かれた「どぶギャル選手権」とはどんなイベントなのだろうか。
10月3日に開かれた“ギャル”が主役のイベント。舞台は若者の聖地・渋谷ではなく、高齢化率が50%に迫る三原村だ。
若者が少ない村に、派手なメイクとファッションに身を包んだ参加者たちが集結し、イベントは大いに盛り上がった。
“どぶろく”と“ギャル”の異色コラボ
青空の下、三原村の星ヶ丘公園にレッドカーペットが敷かれた。そこに登場したのは、思い思いのギャルファッションを楽しんでいる人々。年齢や性別は一切関係なしだ。
四万十市から訪れた親子や大月町から来た“お父さんギャル”の「ととぽよ」など、誰もが“ギャルマインド”を胸に堂々と歩みを進めていた。
年齢も性別も超えたパフォーマンス
ステージでは、特技のダンス披露やどぶろくの飲みっぷり対決が行われた。
会場をひときわ沸かせたのは、自称よさこい大好きギャルの「ゆうこりん(46)」と「さくらたん(26)」の20歳差コンビだ。
LOVEマシーンの替え歌や2人の息の合ったダンスで、会場は大いに盛り上がった。
村長も巻き込んだ明るくパワフルなパフォーマンスは、見る者すべてを笑顔にさせた。
若手職員のアイデアが村を動かす
なぜ三原村でギャルなのか。その背景には村の若手職員の柔軟な発想があった。会場となった村の観光スポット・星ヶ丘公園は、訪れる人の多くが高齢者で若者に知られていないと感じたそうだ。
そこで「星」から「キラキラ」を連想し、令和に再ブームとなっている「ギャル」へと結びつけたのだそう。
新たな村おこしの形
見事優勝を果たしたゆうこりんとさくらたんには、賞金10万円とどぶろく、そしてデコレーションされた特製トロフィーが贈られた。
中には「三原村が第2の故郷になった」と語る参加者もいたという。年齢も性別も関係なく、ただ純粋に楽しむ“ギャルマインド”。三原村とギャルとの組み合わせが今後、村にどんな効果をもたらすか注目だ。
