愛知・名古屋アジア大会で、タイ代表関係者によるSNSでの食事への不満の投稿をめぐって、愛知県の大村知事が「こういう人は来てほしくなかった」と発言したことが、タイ現地メディアなどで波紋を呼んでいます。
こうしたなか、大村知事は8日、発言はSNS投稿をした監督・コーチだけにあてたものだとしたうえで、「ああいうことは言ってほしくなかった、という形にしておこうかな」と釈明しました。
■大村知事発言にタイ現地メディア反応…SNSでは反発も
大村愛知県知事:
「あんまりこういう人は来てほしくなかったと思いましたけどね、その時は」
6日、アジア競技大会閉幕後に初めて開かれた組織委員会のトップ・大村知事の定例会見。

期間中相次いだトラブルについて、多くの質問が出た中、知事は大会主催者=OCAの要望をやむなく受け入れて実施が決まった追加競技・テックボールについて話しました。
大村愛知県知事:
「(競技追加の要請が)今年1月ですよ、テックボールとパデルは。これはとても対応できないと、われわれ組織委員会として。メダルは差し上げるし、競技会場も最終的には東スポーツセンターを斡旋しましたけど。大会の会場設営から、宿泊施設から、運営から、費用から、全部テックボール協会とパデル協会が持つことを条件に契約をして、『どうぞ』ということにしたので」
このテックボールを巡っては、大会期間中にタイ代表チームの関係者が、監督が食事の量が少ないと話す動画をSNSに投稿。

組織委員会は、投稿の反響が広がったことを受け、この映像の食事は組織委員会で用意したものではないと説明していました。
大村愛知県知事:
「『こんな料理しかない』と言われ、ちょっとひどいねと、いくらなんでも。タイ選手団の監督・コーチは『この人は何しに来たんだろうな』と『こうやって再生回数を稼ぎに来たの?』と、私はその時は思いましたけどね、正直。それ以上言うとあれかもしれないけど、あんまりこういう人は来てほしくなかったなと思いましたけどね、その時は。ただ、組織委員会の外の話なので、われわれは関知できないということでありました」
こうした経緯を受けた大村知事の発言。7日、一部の新聞社が「『来てほしくなかった』タイチームに知事」の見出しで報じると、そのタイから反発が…。

<タイ『デイリーニュース』より>
「タイ選手はそもそも日本に来るべきではなかったと発言」
<タイ『カオソッド』より>
「テックボール選手に“再生数稼ぎ”と不満」
タイの大手メディアが相次いで取り上げ、現地のSNSでは反発の声も上がっています。
■大村知事「来てほしくなかったのは…」説明と言い回し変更も
この事態に、8日、大村知事が改めて報道陣の取材に応じました。
大村愛知県知事:
「『タイチームに知事が来てほしくなかった』という書かれ方をしていましたけど、そんなことは申し上げておりません。タイチーム、選手、選手団の皆さんは当然ウェルカムでございます。これからパラ大会もありますから、しっかりとおもてなしをさせていただいて、コンディションを整えて、当然食事もしっかりと提供させていただいて、素晴らしい環境・コンディションを整えて大活躍していただけるように、しっかりと対応していきたいと思っております」

「来てほしくなかった」と思ったのは、食事についてSNSに投稿した監督とコーチだけだと強調しました。その上で…。
大村愛知県知事:
「中には、言い回しが強かったかなという声も私のところにも聞こえますので、この点について誤解を受けてとられるというのは本意ではありませんので、『ああいうことは言ってほしくなかった』という形にしておこうかなと思います」

