宮崎県で行われている女子ゴルフの国内ツアー年内最終戦、「チャンピオンシップリコーカップ」。

渋野日向子選手(22)はきのうの初日、トップと1打差の2位と好スタートを切ると、2日目も序盤2つのバーディを奪い、さらに6番ではあと少しでイーグルという、鮮やかなスーパーショットを披露。
この日 3つ目のバーディーを奪い、この時点で単独トップに立つ。

そして、訪れたのは幸運の招き猫。
渋野は、会場に紛れ込んだネコに癒やされた後半、その勢いは止まらず10番・11番と連続バーディー。
ホールアウト後には、「(ネコから力を)もらっての10番・11番バーディだったと思うので。もうちょっと撫でておけば良かったです」と、ちょっぴり後悔。
それでも”バーディー招き猫”のパワーにあやかり、スコアを伸ばした。

このまま流れに乗りたい渋野は、13番でもイーグルの大チャンスを迎えると、パットを打つ前にドリンクを飲み、ひと呼吸。

実は渋野、初日もイーグルチャンスを前に”ごくごくタイム”。
ドリンク休憩で気持ちを落ち着け、「早く打ち過ぎてしまう」という自らの癖を抑えて、見事イーグルを奪っていた。

この日もドリンクで気持ちを整えると、強気のパットで攻めるが惜しくも、オーバー。
その後のバーディーパットもカップに嫌われ、決めきることができずにパー。

「ここから流れが変わったかなと思います」と語った渋野は、続く14番でこの日初めてのボギー。
更にもう一つボギーを叩いたものの、5バーディー・2ボギーの「69」でホールアウト。

トップと2打差の2位タイにつけ、今季初Vへ射程圏内。
この日のプレーについて、「一言で言うとシメが悪いですねそんな感じです」と語ったものの、「まだチャンスもあると思うし、だからといって欲をかきすぎてもいけないが、攻めるところは攻めて、守るところは守って、自分の今の最高のゴルフができるように頑張りたい」とも話した。
その表情は明るく、この週末 ホンモノの渋野の笑顔がみられそうだ。

報道スポーツ部
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