「サルの大群」が再び現れました。
10月5日から6日朝にかけ、鳥取・米子市でサルの群れが相次いで目撃されました。
2026年に入り山陰各地で出没していた群れと同じとみられ、市が注意を呼び掛けています。
道路を闊歩するサルの集団。
10月5日、米子市永江の住宅地で撮影されました。
その数は約20頭。
おんぶされた子ザルの姿も確認できます。
米子市では5日からサルの群れの目撃情報が相次いでいて、6日7時ごろにも、写真が撮影された地点から約3.5キロ離れた場所で同じグループとみられるサルの群れが確認されました。
市は、2026年に入り山陰各地で出没が相次いでいるサルの群れとみています。
サルの群れは2026年5月以降、松江市や雲南市など島根県県東部で頻繁に確認され、9月には安来市に出没。
さらに県を跨いで米子市、南部町などでも目撃情報が相次ぎました。
この大移動の中で、9月16日には松江市で男子中学生がサルに襲われて軽いけがをする被害も。
群れをはぐれた、いわゆる「離れザル」が襲ったと考えられています。
再び姿を現したサルの群れ。
米子市は、目撃された場所などから5日、南部町の方から米子市内に入り、その後北西の方向に進んでいるとみています。
人里を移動するサル軍団。
専門家は餌を求めて動き回っていると指摘します。
日本サル対策加速化事業所・三木清雅代表:
食べ物を求めてうろうろしているのかなと思う。山の実りはサルなどの野生動物の食べ物として、大事なもの食べ物がないということで里に出てきやすい。
サルの主食、ドングリの実りが群れの行動に影響していると指摘します。
鳥取県はクマの出没傾向を調べるため、毎年ドングリ類の実のなり具合を調査していますが、これによるとブナが「大豊作」となる一方、ミズナラとクリは「凶作」、コナラは「並作以下」となっています。
ブナは元々、中国山地での分布が限定的なため、ドングリ類はおおむね凶作が見込まれ、サルの行動範囲にも影響する可能性があるといいます。
また、今後の移動経路については。
日本サル対策加速化事業所・三木清雅代表:
数か月移動して元の場所に戻るというパターンと、移動した先で定着してしまうという2パターンがある。新たなところでいい思いをしてしまうとその場に定着してしまうので、追い払いや食べさせないような対策をすると、居心地が悪いと感じて元に戻るなり別の地域に移動するかなと思う。
米子市は、サルを見かけても近づいたり刺激したりせず、その場を離れるよう呼びかけています。
