第2次高市改造内閣発足後、初めてとなる臨時国会が召集され、高市総理大臣は所信表明演説で食料品の消費税の減税に理解を求めました。
高市総理:
私が貫く志は「経世済民」です。経済の力で国民の皆さまの暮らしを守り、希望ある未来を切り開くことです。誰もが明日への希望を持てる日本を創りあげてまいります。
5日、高市総理大臣は衆参両院で“所信表明演説”を行い、約30分の演説のうち17分以上を「強い経済の実現」に割きました。
この国会の最大の焦点となる、食料品の消費税減税法案については、「暮らしに最も近い飲食料品の税負担を軽くし、あわせて所得に応じた支援金を措置し、家計に少しでも『ゆとり』を生み出したい。そのための法案です」と述べ、財源確保については「特例公債に頼らず確保する。ご心配には及ばない」と強調しました。
外交分野では、関係が冷え込んでいる中国について、「重要な隣国」だとした上で「国益を守るための対話を進め、建設的かつ安定的な関係を構築していきます」と述べました。
その上で、中国による軍事活動などについては、「主張すべきことは主張し、責任ある行動を強く求めていく」と述べました。
演説を受け、国民民主党の玉木代表は消費税減税の財源について、「なぜ心配に及ばないのかが分からない。勢いはよし、ただその中身の具体性がまだまだ乏しい」と述べました。
一方、「予算カット」発言の波紋が広がっている簗農林水産大臣は5日、「発言について、撤回をし、おわびを致します。このような発言をしたことは不徳の致すところであり、深く反省をしております。(農水大臣の)職務遂行に全力を尽くすことで、信頼回復に努めてまいりたい」と述べました。
簗大臣は先週、会見を開いたものの、“誤解を招いた”と釈明にとどまり、身内の政府与党内からも「素直に謝っていない」と逆に不評を買っていました。
5日の謝罪はそうした声を受けたもので、自民党内からは早速、「最初から謝ればよかったのに」との声が漏れてきています。
簗大臣について民主改革の会の小川代表は「任に値しない」と批判したほか、共産党の田村委員長も「更迭、あるいは辞任を求める」と訴えました。
野党幹部は「今週の代表質問で、総理の任命責任を問う」との構えを示しています。
