10月5日、新潟市消防局が化学物質を使ったテロを想定し、訓練を行いました。目に見えない危険にどう対応するのか確認しました。
新潟市中央区の朱鷺メッセにずらりと並ぶ新潟市消防局の隊員。その数、約100人です。
さらに県警の機動隊や医師も参加し、総勢120人を超える大規模な訓練が始まりました。
通報を受け、駆けつけた隊員。
【新潟市消防局隊員】
「どこで何が起きたか分かりますか」
【通報役】
「こちらの朱鷺メッセの4階の会議場で、何者かが液体をまいて十数名倒れています」
訓練の想定は、不審者が猛毒のサリンをまき、多数の傷病者が発生したというもの。防護服を着た特別高度救助隊が朱鷺メッセの中に入って行きます。
【被害者役】
「こっち、こっち、助けて、目が見えない」
発見した液体は検知器によりサリンと判明。
化学物質を使ったテロの場合、服や皮膚についた有害な物質を他の人が触ったり、救助隊員が吸い込んだりする二次被害を防ぐことが重要となります。
慎重に、そしてできるだけ素早く救助できる手順を確認していきました。そして…
【記者リポート】
「次々と負傷者が運び込まれてきました。隊員たちが症状を確認しながらトリアージを行っています」
重症と判断された人には、その場で解毒剤が投与されたほか、液体の付着状況を見て除染場所へ。
服を脱ぐだけで良いか、水で洗い流す必要はあるか、除染の手順を確認しました。
除染された傷病者は効率よく搬送するため症状の重症度を分類し、優先順位をつけて応急処置が行われました。
今年、新潟市ではラムサール条約に基づく国際会議が国内で初めて開催されるため、有事に備え、新潟市消防局は各機関との連携方法なども確認していました。
【新潟市消防局 野島忠 警防課長】
「国際会議においては日本語が通じないような場合も多々あると思う、そのような場合も想定しながら、今後、適切に対応できるよう取り組んでまいりたい」
