そして忘れてはならないのが食事と生活習慣の改善です。
便のかさを増し、やわらかくする作用のある水溶性食物繊維の豊富な海藻や果物、大麦などを意識して食べさせましょう。
また、朝食後は腸のぜんどう運動が起こりやすく、排便のリズムをつける絶好のチャンスです。朝食後のトイレタイムを習慣にすることで自然に排便のリズムが整います。
便秘にも種類がある
生活習慣や腸の機能低下が原因で起こる便秘は、おもに3種類。幼い子どもの便秘は、ほとんどが「直腸性便秘」である。
(1)直腸性便秘
便意をがまんする習慣が続くと、うんちが直腸まで達しても便意を感じにくくなり、うんちが直腸内にとどまり続けてしまうために起こる便秘
(2)弛緩性便秘
大腸のぜんどう運動が弱まり、うんちを押し出す力が低下して起こる便秘。食物繊維不足、運動不足、腹筋力の低下などが原因
(3)けいれん性便秘
ストレスや自律神経の乱れなどで大腸の動きが不規則になり、腸がけいれんしたような状態になって便が通りにくくなる便秘。下痢と便秘を繰り返すこともある
江田証
医学博士。自治医科大学大学院医学研究科修了。江田クリニック院長。日本消化器病学会奨励賞受賞。日本消化器病学会専門医。日本消化器内視鏡学会専門医。米国消化器病学会(AGA)インターナショナルメンバーを務める。著書に『医者が患者に教えない病気の真実』『病気が長引く人、回復がはやい人』『おなかの弱い人の胃腸トラブル』(すべて幻冬舎)などがある。

