エラーには複数の種類があるので、まずは取扱説明書で、表示されているエラーが何を知らせているのかを確認します。「過負荷」ならつなぐ家電を減らすなど、原因に対処したうえで、説明書に沿って復帰させます。原因が分からないまま、何度も同じ使い方を試すことは避けてください。
その際にメモなどに残しておきたいのが、エラーの番号と、発生したときの状況です。充電中だったのか。どの家電をつないでいたのか。暑い場所に置いていなかったか。こうした情報があると、メーカーへ相談するときに状況を伝えやすくなります。安全に確認できる状態なら、画面を写真に残す方法もあります。
一方、異臭や異音、膨らみ、普段と違う発熱などがある場合は、通常のエラー対応とは分けて考えます。すぐに使用や充電をやめて、メーカーへ相談してください。くれぐれも自分で分解したり、修理を試みたりしないでください。
万が一発煙・発火しているときは、撮影やエラーの記録よりも、まずは離れて安全を確保し、119番へ通報します。外へ運ぼうと、無理に持ち上げないでください。
購入後のお知らせは必ず確認
購入後に、メーカーからリコールや点検のお知らせが出る場合もあります。「今まで問題なく使えていたから大丈夫」と思わず、公式HPなどを確認し、対象になっていたら、案内に従って対応してください。メーカーのお知らせや、消費者庁のリコール情報サイトなどで確認できます。
取扱説明書も、必要なときに見られる場所へ置いておきたいものです。本体の近くに置いたり、スマートフォンに保存したりしておくと、停電中にも確認しやすくなります。
使い始める前には、安全上の注意とあわせて、使える家電、充電方法、置き場所、エラーや異常が出たときの対応に目を通しておきましょう。
ポータブル電源は、私にとって暮らしを支える心強い道具です。だからこそ、必要なときに安心して使えるよう、普段の扱い方も大切にしたいと思っています。
まずは、ご自宅のどこに置き、何をつないでいるか。説明書と見比べながら、確かめてみてください。
京寺美里(きょうでら・みり)
ポータブル電源やソーラーパネルの専門ブログ「Powerbanks」を運営。著書に電子書籍『ポータブル電源の教科書』。

