福井県が品種開発したブドウの新品種「福井GR15」が誕生した。シャインマスカットとベニバラオーを掛け合わせ、10年をかけて初めて開発した待望の新品種だ。糖度20度超えという圧倒的な甘さに加え、種なしで皮ごと食べられ、近年の猛暑にも強いという。来年夏から秋ごろの店頭デビューを目指し、愛称を募集している。
「待望の新品種」…10年で“結実”
福井県がブドウの新品種を開発したのは今回が初めて。開発に携わった関係者は「これまでに福井県オリジナルはなかったので、待望の品種」と語る。
年々高まるブドウ人気を背景に、新たな品種を求める県内の農家の声が後押しとなった。10年という長い歳月を経て誕生。農家の期待は大きい。
福井GR15の最大の売りは、何と言っても甘さ。シャインマスカットの糖度が18度前後であるのに対し、福井GR15は20度を超えるという。
皮がパリッとしていて、口の中に入れると果汁があふれ出す。
一般の人を対象にした試食会では「シャインマスカットほどさっぱりしすぎてなくて、ちょっと芳醇な感じでおいしかった」と濃厚な味わいが好評だった。
また、子連れの夫婦は「子供に食べさせる時、赤いブドウは皮が厚いからむいてあげていた。その手間が省けるのはいい」と話す。
福井県初のブランドブドウ、愛称募集
さらに、栽培の面では、暑さに強く近年の猛暑でも育てやすいことから、安定供給にもつながるとみられている。
福井GR15は、2027年夏から秋ごろに店頭に並ぶ予定で、福井県産初の“ブランドブドウ”として、県内外の市場での展開が期待される。
10月1日から愛称の募集も行われることになっている。10年越しに誕生した「福井初」の大粒ブドウ。消費者、農家それぞれの期待が高まっている。

