岐阜市に、サービス満点の“やりすぎ”喫茶店があります。名物は、特注の食パンを丸ごと使った豪華なモーニング。さらに、食パンや卵、手作り弁当などのお土産まで無料でもらえます。「お客さんを喜ばせたい」とサービスを続ける店主。その人気の秘密を取材しました。
■お土産までもらえる連日満席の人気カフェ
岐阜市にあるカフェ「恵時尊NEXT」。店内は多くの客でにぎわい、連日満席になる人気店です。

客:
「毎日のように来ています。他の店には行かないです」
愛知県豊明市から来た客:
「車で1時間半ぐらいかけて来ました」
県外からも客を呼び寄せる、お目当ての一つがモーニングです。
看板メニューは、食パンが丸ごと一斤付く「リッチモーニング」(ドリンク代+200円)。

この店の魅力は、モーニングだけではありません。
客:
「このパンがもらえる。お土産がもらえる珍しい店なんです」
食パンをはじめ、卵1パックや手作り弁当など、食品だけでもさまざま。さらに、子どもが喜ぶシールなど、100種類以上の商品から1人1個、好きなお土産を無料でもらえます。
なぜ、ここまでのサービスを続けるのでしょうか。
オーナー善山景洛さん:
「利益ではない。お客さんさえ喜んでくれれば、お店は成り立つと思っています」

その言葉通り、早朝5時前から善山さんは動き始めます。向かった先は、岐阜市内の市場。ジャガイモやキャベツなど、食材を自ら仕入れます。
善山さん:
「このジャガイモは、お土産用に。毎日来てもらうことを思うと、いろいろなお土産を用意しないと、また来たいって思ってもらえないので」

お客さんに喜んでもらうため、善山さんは手間を惜しみません。
■オーナーがカフェを開いた理由
善山さんがカフェを始めたきっかけは、意外な経歴にありました。
善山さん:
「本業は車なんです。車を販売した後に、気軽に来てもらえるところを作ろうとカフェを開きました」

20年以上にわたり、自動車販売店を営んできた善山さん。車を購入してくれた客だけでなく、地域の人の憩いの場を作りたいと、2015年にカフェをオープンしました。
当初は簡単なモーニングを提供していましたが、お客さんの喜ぶ顔が見たいと、サービスは次第にエスカレート。

そして2024年には「恵時尊NEXT」をオープンし、現在は岐阜市内に5店舗を構えるまでになりました。
■独創的なモーニングを次々考案
そんな「恵時尊NEXT」の限定メニューが、「びっくり鯱鉾モーニング」(ドリンク代+500円)。食パンにエビフライ2本を大胆にトッピングした、インパクト抜群の一品です。

客:
「インパクトだけでなく、味もおいしかった。食べ応えがありました」
おいしくて、お値打ちで、ボリュームも満点。善山さんは、3拍子揃った新メニューを次々に考案しています。
パンケーキが3段重なった「甘い暴走モーニング」(ドリンク代+500円)に、長さ38センチのチュロスが主役の「ロングチュロスモーニング」(ドリンク代+500円)など、独創的なアイデアはとどまるところを知りません。

さらに、忙しい人にも楽しんでもらおうと、ドライブスルーも設置しています。
善山さん:
「店がにぎわうのが一番嬉しい。コーヒーだけではなく、楽しんでもらいたい。みんなをもっとびっくりさせたいです」
「お客さんを喜ばせたい」という店主の思いが、“やりすぎ”サービスを生み出しています。

