秋が深まるこの季節、お月見のお供に欠かせないのがだんごだ。富山県内では県産食材にこだわった新商品が続々と登場しており、地元ならではの味わいが楽しめる店が注目を集めている。

「まるで焼き芋を食べているかのよう」 ささら屋立山本店の秋限定だんご


立山町にある「ささら屋立山本店」の店内、「おこめぢゃや」では、注文を受けてから一本一本丁寧にだんごを焼き上げている。

生地に使われるのは、富山県産のうるち米「てんたかく」。添加物を一切使用しておらず、もちもちとした食感が特徴だ。スタッフの中井健太さんは「一番人気が、みたらし団子です」と話す。焼き立てのだんごにたっぷりとかかったみたらしのタレは、甘じょっぱい味わいで食べ応えも十分だ。


秋だけの期間限定として登場したのが、さつまいも団子だ。焼き立てのだんごに自家製のサツマイモ餡をのせ、砂糖をまぶしてバーナーで炙ることで表面をキャラメリゼに仕上げる。外側はカリカリ、中はとろりとした食感のギャップが印象的な一品だ。餡には、同社が南砺市に持つ自社農場で栽培した「紅はるか」を使用しており、芋の繊維感が残るほど濃厚な味わいは、まるで焼き芋を食べているかのようだと評判だ。


また、県産のシャインマスカットを一粒まるごと包んだシャインマスカット大福も人気を集めている。中井さんは「富山の美味しいお米で作ったおいしいお団子を食べながら、お月見していただきたい」と語る。
なお、ささら屋では9月19日から27日までお月見フェアを開催し、だんごを特別価格で販売する予定だ。

七輪で自分で焼く 魚津・昌栄堂一笑庵の「ほっこり焼団子セット」


魚津市の「昌栄堂 一笑庵」では、9月25日の十五夜に向けてお月見団子やうさぎ饅頭が店内に並び、秋のムードが漂っている。カフェで提供される「ほっこり焼団子セット」は、七輪を使って自分でだんごを焼くユニークなスタイルだ。


使用するだんごは、県産コシヒカリと新大正もち米で作った自家製品。七輪の上でころころと転がしながら焼いていくと、やわらかな生地にほどよい焼き目がつく。スタッフの臼田智子さんは「ひとりでももちろん、家族みんなでワイワイしながら食べていただける商品」と説明する。


焼き上がっただんごには、粒の大きなつぶあんや醤油など好みの餡をつけて味わう。醤油をつけて再び七輪で炙り、七輪で軽く炙った海苔で巻けば、香ばしい磯辺焼きスタイルに。醤油の塩気とだんごの甘味が引き立て合い、海苔のサクサクとした食感は作り立てならではの魅力だ。

セットにはモナカの皮も添えられており、余った餡子でモナカを作って楽しむこともできる。


秋の夜長、美しい月を眺めながら、富山の素材を活かしただんごでほっこりと過ごしてみてはいかがだろうか。
(富山テレビ放送)

