30代女性:
真夏の方が(食中毒に)気をつけていたかもしれない。

30代男性:
最近は涼しいので、夏と比べたら(食中毒の)意識は低くなっているかもしれないですね。

“食中毒”といえば、暑くて湿気の多い夏に起こるもの、と考える人も多いと思いますが…。
実は、食中毒の月別発生件数を見てみると、9月から10月にかけて急増、夏よりも涼しくなる秋に注意が必要なのです。

9月12日には、京都市右京区で行われた陸上競技大会で、配られた弁当を食べた運営スタッフなど、男女38人が食中毒に。
食中毒 なぜ秋に急増?
なぜ秋に食中毒が増えるのでしょうか?
専門家に聞いてみると…。

五良会クリニック白金高輪 五藤良将 理事長:
涼しくなったから食べ物も傷みにくいのかなと思って油断してしまうのが、まずは大きな原因かなと思います。
真夏と比べれば気温は下がってますが、依然、常温とかで置いておくと細菌が増えてしまうということは言えますね。涼しくなったので、バーベキューなどが増えると思うんですよ。秋といえば運動会などイベントなどで消毒が不十分だったりすると、そこで繁殖しやすい。
涼しくなったとはいえ、秋らしい気温でも細菌は増殖するといいます。
食中毒対策グッズ
では、街の人の「食中毒対策」は、というと…。

30代女性:
食品にかけても大丈夫なアルコールスプレーをかけたりしています。
食べ物にかける除菌スプレーとは?生活雑貨専門店の「ロフト」に向かうと。

ロフト 広報 栗原未来さん:
こちらが、「ドーバーパストリーゼ77」というアルコールスプレーになっております。
実際、お弁当にかけて食べてみると…。

番組スタッフ:
特にアルコールの香りはしなくて、おいしいお弁当です。
ロフト 広報 栗原未来さん:
こちらの商品なんですが、サトウキビ由来の成分が配合されているアルコールスプレーとなっておりますので、直接食品にかけて問題のないものになっております。
さらに、食材の温度を下げて菌の繁殖を防ぐ保冷剤にも新商品が。

ロフト 広報 栗原未来さん:
最短45分で、凍結させることができまして、朝の忙しい時間にも素早く保冷剤をしっかり冷やすことができます。
こちらの「ステンレス保冷剤 ICEBOY」は一般的な保冷剤より冷却機能が早く、結露も抑えられるということです。
まだまだ油断できない食中毒。
実は、秋の味覚にも危険が潜んでいるんです。
秋の食中毒 気をつけるポイント
MC設楽統:
暑い夏だと痛みやすいというイメージあるけど、秋も注意が必要っていうのはなかなかね。
涼しくなってきたら痛まないんじゃないかなってちょっと思っちゃいますよね。
倉田大誠アナウンサー:
五良会クリニック白金高輪・五藤理事長によると、秋の食中毒は大きく3つに分類されます。

【細菌性】カンピロバクター・サルモネラなど 高温多湿を好む
【ウイルス性】ノロウイルスなど 低温・乾燥に強く11月ごろから増える
【寄生虫】アニサキスなど サンマ・サバに寄生
倉田アナ:
行楽シーズン、運動会シーズン。お弁当を作る機会が増えるということで、お弁当を作る際に気をつけていただきたいポイントを管理栄養士の柴田真希さんに教えていただきます。

管理栄養士 柴田真希さん:
まず1つ目にしっかりとお弁当の食材を加熱するということ、火を通してそこの中に持っている菌を殺菌させるということが大切です。
(温度を)上げて殺菌したら今度は、しっかりと冷ます。40℃とか50℃とかが菌が大好きな温度なので、(加熱して菌を)殺すんですけれども滅菌しているわけではありませんから、少し残った菌を増殖させないためにしっかりと、素早く温度を冷ますということが大切です。早くしないとどんどん増えていっちゃいますので。
きちんと殺菌したところで静菌効果のあるものと一緒に保存してお弁当箱に入れておくと
より安全になります。例えば梅干しとか酸味のあるお料理を入れるとか、わさびなんかを活用するというところになります。

生野陽子アナウンサー:
なかなか素早くっていうのが難しいんですよね。
倉田アナ:
実は便利グッズがあります。「お弁当用クールファン」といいまして、お弁当の上からファンの風を当てることで効率的に急速にお弁当を冷やすことができる。5分ぐらい当てていくと粗熱を取ることができます。
管理栄養士 柴田真希さん:
お弁当箱の下にも保冷剤とかを入れておくと、上から下から冷やすことができておすすめです。
冷蔵庫にそのまま入れちゃうとその食材はもちろん冷えてくれるんですけど、周りに置いてある食材の庫内の温度が上がってしまいますから、あまり良くないですね。
外で粗熱取ってから冷蔵庫に保存するのが望ましいです。
秋の味覚に潜む食中毒の危険
管理栄養士 柴田真希さん:
魚はアニサキスに注意です。購入後は早めに内臓を取り除いてください。
そして生食用は購入後すぐに冷蔵庫に入れてください。加熱は中心部分を70℃以上になるまで加熱。アニサキスが死滅する温度帯になります。

キノコも菌活というくらい、菌を持っているんですね。なので、しっかり加熱しないと菌が死滅しないということ。
そして、キノコは割と水分を持っているので、お弁当に入れて水分が出たりすると痛みやすくなりますから、水分もしっかり取って生焼けは危険ということです。
これからの季節、キノコ狩りなどに行かれる方もいらっしゃるかと思うんですけれども、自己判断でキノコを選ぶのは危険ですので、専門家のアドバイスを受けたものや、スーパーなどで購入したものを召し上がるようにしてください。

倉田アナ:
そして、炊き込みご飯も気をつけた方がいいと?

管理栄養士 柴田真希さん:
炊き込んでいるんですけども、お弁当とかにする場合には水分が多くて菌が繁殖しやすいんですね。お家ですぐ食べる分には大丈夫ですけども、保温でずっと置いておいたりとかすると危険なので、すぐ食べない場合は冷凍庫に入れるとか。
やっぱり40℃とか50℃とかが菌が繁殖しやすい温度帯で、おいしいじゃないですか。うまみっていうのは菌の栄養にもなるわけですよね。しっかりと冷やしていただければ大丈夫だと思いますが、お弁当とかには避けていただきたいですね。
(「ノンストップ!」9月17日放送より)

