福井県越前市の豆腐や総菜を製造する「森茂」が、福井地裁から破産手続き開始決定を受けたことが分かりました。負債総額は約6700万円です。
民間の調査会社・帝国データバンク福井支店によりますと、同社は1974年(昭和49年)に創業し、豆腐のほか、越前地方独特の「ふかしあげ」と呼ばれるじっくりと油であげる製法で油揚げやがんもどきなどを製造販売していました。また、手作り・無添加をうたう総菜や仕出し弁当も扱い、2010年には年間約2億1000万円の売り上げを計上していました。
しかし近年、大豆など原材料価格の高騰や競争激化、取引先からの値下げ要請で採算が悪化。価格転嫁が進まず、資金繰りも厳しくなりました。
収益力が低下したことで借入金への依存度が高まり、2025年には売上高が1億1900万円にとどまり赤字を計上。資金調達も困難になり事業継続を断念したとみられます。
負債は債権者48名に対し約6700万円の見込みです。
