高市総理大臣は16日に自民党の新しい執行部を発足させ、17日の内閣改造に向けた最終調整を行っています。
この内閣改造について、フジテレビの松山俊行解説委員長とお伝えします。
――今回の人事の注目点はどこにある?
やはり麻生副総裁、そして鈴木幹事長と「麻生派」を中心に政権を支えていく、党運営を支えていくという色合いが濃くなったと思います。
他も留任が多いわけですが、小林鷹之さんは前回総裁選で戦ったライバルです。
ここも執行部留任ということで、2027年の総裁選に向けて安定を図るというところがあるのだと思います。
一つサプライズだったのは参議院の幹事長の人事です。参議院でかなり実力者としていた石井準一さんを変えて青木一彦さんにしました。高市総理は予算審議で年度内成立を目指していましたが、なかなか審議が停滞してうまくいかなかったので、その責任は石井さんにあるのではないかというふうに見ていたと言われています。なので、高市総理本人は否定していますが、そういった意向が働いた人事だったと思います。
ただ、40人ぐらいのグループを束ねている石井さんですので、今後高市総理と距離を置くグループで動き始めると、そこが参議院の審議では不安定要素になると思います。
――17日にさらに注目される内閣改造が行われるが、焦点となりそうな人はいる?
総裁選のライバルだった茂木さんとか小泉さんが留任となる中で、唯一、総裁選に出ていた林芳正総務大臣がまだ留任かどうかはっきりしない。留任を高市総理が打診するのかどうか、あるいは打診されても林さんが断るのかどうか。このあたりが不明ですのでこれが最大の焦点になると思います。
留任するという見方もありますけど、仮に閣外に出た場合は高市総理のライバルが出現する、別の勢力ができてくることになりますから、これはかなり政権運営では不安定要素になってくるということが言えます。
――新しく入閣がささやかれている人についてはどうか?
入閣が検討されている参議院議員の古川俊治さんは、医師と弁護士、両方の資格を持つということで、そうした政策に非常に明るい方と言われています。
また、有村治子さんが今回総務会長を外れて梶山さんに変わりましたので、入閣有力と言われています。
高市総理と考えも近い保守派の政治家ですので、有村さん入閣というのもかなり確率は高いとみています。
――高市総理の人選のポイントは?
高市総理に近い政府関係者が言っていたが、高市総理が目指しているのは第2次安倍政権発足直後の布陣。あの時は1年10カ月ぐらい閣僚をほとんど変えなかったんです。そうした路線を敷きたいと。また、法案を通す力、答弁力を重視して、政策重視・実力重視で布陣を図っていく。期数や性別・派閥は関係ないということを言っていましたが、残り10人ぐらいはまだ決まっていないところがあるので、そこがどうなるかが最大の注目点だと思います。
注目の内閣改造は17日に行われます。
