島根県から鳥取県にかけて住宅街でサルの群れの目撃が相次いでいる。
島根・安来市では、先週、少なくとも27匹の群れが確認され、鳥取・米子市でも15日朝、複数のサルが目撃された。全国で出没が相次ぐ中、専門家は遭遇しても慌てて逃げず、行政と連携して追い払いを行うことが重要だと指摘している。
住宅街に27匹のサル 全国で目撃情報
カメラは、住宅街を我が物顔で歩くサルの群れを捉えた。
9日、島根・安来市で撮影された映像だ。

映像からは、少なくとも27匹のサルが確認でき、中には子ザルを背負ったサルがいるのも分かる。

撮影者が、車から降りて、撮影を続けようとすると、群れの中の一匹が、カメラの方をにらみつけ、威嚇するようなしぐさを見せた。
撮影者:
実際見るとすごく迫力があって怖かったです。数年に一度サルの目撃情報はあるんですが、ここまでの数は初めてです。

島根県の鳥獣対策室によると、サルの群れは、5月頃から8月にかけて松江市や出雲市、雲南市で確認された。
そして、9月7日から10日にかけて、安来市内で目撃情報が相次ぎ、その後、11日からは、隣接する鳥取・米子市でも目撃されている。
鳥取・米子市では15日午前8時ごろ、住宅の屋根の上に2匹ほど、軒のあたりに3匹ほどのサルが目撃されたという。
そして午前10時前には、住宅近くに現れた複数のサルの姿を住民が撮影した。

撮影者:
変な鳴き声というか、キャーキーというような鳴き声がして、よく見ると時々サルがのぞいて見えた。

サルが目撃された現場には、通報を受けて市の職員が駆けつけた。
米子市の職員:
米子市としては皆さまに注意喚起を行って、なるべく刺激しないようにして戸締まりをしっかりしていただくようお願いしております。

各地で出没が相次ぐ野生のサル。
7月には、福岡市で目撃情報が相次ぎ、通学途中の小学生が、襲われた。

さらに静岡市でも、8月30日から、サルの出没が確認されている。
「背中を見せてはいけない」専門家が指摘
専門家は、たとえ遭遇しても慌てて逃げないように呼びかけている。

日本サル対策加速化事業所 三木清雅代表:
基本的にサルは背中から人のことを襲ってくるので、背中を見せないことが大事だと思う。
近づかないでゆっくり離れる、そして安全なところに行ったら行政などに連絡して情報共有することが大事だと思う。

また今回、サルの群れが、島根県から鳥取県へと東に移動していることについては、「住みやすい場所を探している可能性がある」と見ている。
日本サル対策加速化事業所 三木清雅代表:
新しいすみか、どこに住むかを見つけようとしてウロウロしてるのではないかと思う。
サルも毎日どこかで何かを食べないといけないので、食べ物がある場所で落ち着ける場所を探しているのではないかと思う。

サルの群れが、特定の場所に居座ってしまうことを避けるためには、「サルの追い払い」が重要だという。
日本サル対策加速化事業所 三木清雅代表:
個人で対応するというよりも行政に連絡して一緒に追い払いするとかそういう形がいいと思う。追い払いをしないとサルもだんだんエスカレートするといいますか、人が怖くないという学習をどんどんしてしまうので、できる限り追い払いをしていくのが大事だと思う。
(「イット!」9月15日放送より)

