「容疑者Xの献身」など数々のベストセラーで知られる直木賞作家の東野圭吾さん(68)が、大腸がんのため亡くなったことが分かりました。
68歳でした。

突然の訃報に、街では「びっくりした。早いなと思う。まだまだいろんな作品が読みたかったな」「ショックです。結構読んでいたんですよ。病気だっていうのも知らなかったので、本当にショック」「え!ウソ!ただ寝耳に水としか言いようがない」などと驚きの声が聞かれました。

大阪府出身の東野さんは、1985年に「放課後」で江戸川乱歩賞を受賞し、作家デビューしました。

数々のベストセラー作品を世に送り出し、日本を代表するミステリー作家として活躍。

性同一性障害をテーマにした社会派ミステリー作品「片想い」については、「ファンタジーだけどちょっとリアリティーのある形でやってみようと思ったときに、性同一性障害というまさに外側と内側が違うわけで、そういうことからちょっと違うことができるなと」と語っていました。

そして大ヒットしたのが、物理学者・湯川学が主人公の「ガリレオ」シリーズ。

2005年に発表した「容疑者Xの献身」は直木賞を受賞し、代表作になりました。

その後、「ガリレオ」シリーズは、福山雅治さん主演で映像化されるなど、社会現象を巻き起こしました。

精力的に活動を続けてきた東野さん。
8月5日には、106冊目となる「ガリレオ」シリーズの最新刊「永遠の記憶」を刊行する予定でした。

東野さんが患っていたという大腸がんは、どのような病気なのでしょうか。

いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤博道院長:
現在では、日本で最も多く診断されるがんの一つであると言われています。また、死亡数も増えており、年間5万3000人が亡くなっている。50歳から増加して、60代~70代が患者さんが大きく増える。基本的には症状から言うと気づきにくい。進行すると閉塞をしておなかが腫れてきたり、便秘をしたりとか痛みが出たり、進行すれば気づきやすいんですけど、早期に発見するにはちょっとしたサインしかない。

「三省堂書店 神田神保町本店」では、急きょ店内にある在庫をかき集めて、東野圭吾さんのコーナーを作ったということです。

突然の訃報を受けて、東京・神保町の書店では、急きょ東野さんのコーナーを設置しました。

長年にわたり、日本のエンターテインメント文学をけん引してきた東野圭吾さん。
68歳でした。