倉敷の特産品、ジーンズの製造には大量の水が使われています。水不足の影響は出ているのか、ジーンズの加工会社を取材しました。
(ジーンズ加工会社 豊和 岡本恭平生取締役)
「デニムの「ストーンウォッシュ」をする大型の機械。全ての機械で1日に500トンほど水を使用している」
ジーンズに独特の風合いをもたらす「洗い加工」。この分野で国内トップシェアを誇るこちらのジーンズ加工会社では、ジーンズを軽石と水で洗う、「ストーンウォッシュ」の工程で1日に大量の水を使用しています。
製造工場に水を供給している高梁川水系では9月7日から水道用水を5%カットする第1次取水制限が行われています。
(豊和 岡本恭平取締役)
「現状の影響はほとんどない。32年前にも渇水の影響で水が供給されず、コンクリートミキサー車を数台使って毎日何往復もして水を運んだと聞いている」
32年前の1994年、高梁川水系では7月から12月まで長期間にわたって取水制限が行われました。その教訓から水の使用量を削減するための技術開発に取り組み、3年前に完成したのがこちらの技術です。
(豊和 岡本恭平取締役)
「仕様は同じ機械だが、扉にスプレーのノズル。「ストーンウォッシュ」したような仕上がりになる」
水と特殊な加工剤を霧状に噴射して洗うことで、ストーンウォッシュと同じ効果を得られるこちらの技術。水の使用量は、従来の1トンから20リットルまで削減。製造工程全体では30年前と比べて、水の使用量を4分の1まで削減できたということです。
(豊和 岡本恭平取締役)
「究極は水を使わなくても加工できるのが理想。まずは今の水の使用量を削減することをテーマとして取り組んでいる」
倉敷の特産品の製造に欠かせない水。今後の天候次第では影響が出かねない状況に気をもむ日々が続きます。
