第81回北海道バスケットボール総合選手権大会の最終日が5日、恵庭市総合体育館で行われました。女子決勝では北翔大学が日本航空高等学校北海道を99-72で下し、7大会ぶり4度目の優勝を飾った。今大会は皇后杯の北海道ブロックラウンドを兼ねており、北翔大は2027年1月開催予定のファイナルラウンドへの出場権を獲得した。
決勝は昨年と同じ顔合わせとなった。昨年は後半に突き放されて敗れた相手とのリベンジマッチ。立ち上がりは一進一退の攻防が続きました。北翔大はキャプテンでポイントガードの岩佐紗奈選手が速いパス回しから攻撃を組み立てた。対する日本航空北海道も、今大会で初スタメンとなった3年生センターの北原恋花選手がゴール下で得点を重ね、第1クォーターは27-24の接戦となった。
「このくらいの点差で、1クォーターずつ勝って、最終的に勝ちをつかめば大丈夫」。岩佐選手は横山茜理監督からそう伝えられていたといい、慌てることはなかった。第2クォーターで流れを引き寄せたのは、フォワードの大沼華楓選手だった。連続得点でオフェンスをけん引し、このクォーターだけで12得点。北翔大は47-38と9点をリードして前半を終えた。
勝負の後半は、ハードなディフェンスから走り、スリーポイントも決まり始めた北翔大が第3クォーターで一気に突き放しました。課題としてきた後半で点差を広げ、99-72で快勝した。出だしで点差をつけられなかったものの、岩佐選手は「監督の『自分たちのバスケをしよう』という声かけで、後半から自分たちの流れを作って勝利につなげることができた」と振り返った。相手が高校生であることにも触れ、「負けたくない一心で試合をしていました」と語った。

大沼選手は自身のプレーについて、「入りからテンポよく、スピードのあるバスケットができました」と評価した。一方で、スリーポイントの成功率が上がらなかった点については、「ツーポイントで補えたので良かった」と振り返った。相手を上回った点には、失点後の切り替えの速さとリバウンドの強さを挙げた。チームの強みについては、「交代メンバーでも活躍できる」とした。
横山監督は「全員がスリーポイントを打てて、全員が走り、全員がディフェンスするバスケットを、日本人だけでどこまでできるか挑戦したい」と語る。ハードなディフェンスと、どこからでも得点できる力がチームの強みだという。

一方、日本航空北海道の矢倉直親監督は「選手たちは一生懸命やってくれましたが、力が足りませんでした」と総括した。北翔大については「きちっとディフェンスしてくるチーム。準決勝までの相手とは強度が違いました」と評価し、ミスが重なった要因を分析しました。北原選手については、「リバウンドとゴール下を頑張ってくれました。いい経験になったと思います」と期待を寄せた。
3年生で初めて公式戦にスタメン出場した北原選手は自らミーティングを開いたという。「責任と自覚を持って、もっとやろうという話をしてからのスタートだった。チームを勝たせる立場として、センターとしての自分の仕事をしっかりやろう」との考えで試合に臨んだと明かした。
連覇は途切れたが、チームは次の目標であるウインターカップに照準を合わせる。「ウインターカップは絶対に外せません。北海道予選を1位で突破したい」と矢倉監督。北原選手も「絶対に1位で通過して、メインコートに立つのが目標です」と前を向きました。
北翔大は皇后杯に向け、まもなく大学の秋季リーグ戦が始まり、その先にはインカレも控える。横山監督は「勝てたゲームを落としてしまったのが昨年。今年は予選リーグを突破し、シードを倒して全国でも勝ちたい」と意気込んだ。
岩佐選手にとっては、これが最後のシーズン。「北海道では負けないチームを作って、ここから2か月を戦い抜きます」。大沼選手も「気を抜かず、1人1人が今までやってきたことを最後まで出し切りたい」と力を込めた。北海道の頂点に立った北翔大が、次は全国の壁に挑む。
<女子準決勝>
日本航空高等学校北海道 76-64 札幌大学
北翔大学 83-56 星槎道都大学
<女子決勝>
北翔大学 99 (27-24、20-14、32-14、20-20) 72 日本航空高等学校北海道


