盛岡市議会(岩手県)は9月8日、政務活動費をだまし取ったとして8月、書類送検された、山崎智樹議員に対する辞職勧告決議案を全会一致で可決しました。
盛岡市議会での辞職勧告決議案の可決は、これが初めてです。
8日午前10時前、盛岡市議会の議場に入った山崎智樹議員、8月3日、詐欺などの疑いで書類送検されています。
山崎議員は2023年度、議会活動を報告する冊子を業者に依頼して作成したかのような架空の領収書などを市に提出し、政務活動費12万円をだまし取った疑いが持たれています。
8月の全員協議会で山崎議員は、捜査中であることを理由に、具体的な経緯の説明は避けていました。
8日の本会議では、山崎議員が所属していた最大会派「盛友会」の田山俊悦幹事長が、事件について説明責任を果たしていないなどとして、山崎議員に対する辞職勧告決議案を提出しました。
最大会派「盛友会」 田山俊悦幹事長
「本市議会はこの事態を看過できない。議員の職を辞するよう強く勧告する」
議会事務局によりますと盛岡市議会で辞職勧告決議案が提出されたのは、これが初めてで、決議案は採決の際に退席した山崎議員を除く36人全員が賛成し、可決されました。
この決議に法的な拘束力はありませんが、採決の後、櫻裕子議長は、山崎議員に対し責任を取るよう求めました。
盛岡市議会 櫻裕子議長
「極めて遺憾であるという一言に尽きる。自らの行動に責任を取って、速やかに議員辞職を決断してもらいたい」
一方、採決の後、取材に応じた山崎議員は、自身の進退について、明言を避けました。
盛岡市議会 山崎智樹議員
「今回の決議に関しては本当に重く受け止めている。進退に関しては現時点ではコメントを控えたい」
そのうえで山崎議員は報道陣に対し、時期や場所は未定としながらも今後、今回の事件について、説明する場を設ける考えを示しました。
