面識のない女性に金を貸したとする偽造契約書を裁判所に提出し、欠席裁判で勝訴。女性の口座から10万円以上を差し押さえた——そんな大胆な手口が明らかになった。
鹿屋市川東町の会社役員、高田一広容疑者(67)が偽造有印私文書行使の疑いで逮捕された。
偽造契約書で架空の裁判を起こす
警察によると、高田容疑者は面識のない愛知県の女性に金を貸したとする契約書を偽造し、2023年11月にその写しを鹿屋簡易裁判所に提出した疑いが持たれている。
これをもとに、高田容疑者が女性に金の返還を求める民事裁判が鹿屋簡易裁判所で始まった。

裁判所からの連絡を遮断し、欠席裁判で勝訴
高田容疑者は何らかの方法で、裁判所から女性への連絡が届かないよう仕向けた。事情を知らない女性は裁判を欠席。欠席裁判では出廷した側の主張が認められるため、高田容疑者が勝訴し、女性の口座から10万円以上が差し押さえられた。

突然口座を差し押さえられた女性が警察に相談したことで事件が発覚した。高田容疑者は「間違いない」と容疑を認めている。
警察は、高田容疑者が他人の口座を差し押さえて金を得ようとして犯行に及んだとみて、捜査を進めている。

