中国とロシアが主導する上海協力機構の首脳会議は1日、アメリカと対立するイランの主権と領土保全を支持する「ビシケク宣言」を採択しました。
旧ソ連のキルギスで開かれた会議には、中国の習近平国家主席やロシアのプーチン大統領ら加盟10カ国の首脳が出席しました。
習氏は演説で、「中国は責任ある大国として、平等かつ秩序ある世界の多極化を積極的に提唱している」と述べ、アメリカ中心主義を推し進めるトランプ政権をけん制しました。
またプーチン氏は上海協力機構について、「多極化した世界における独立した影響力のある中心の一つに成長した」と強調し機構に参加している国々の連携強化を評価しました。
首脳らは会議後、「ビシケク宣言」を採択しました。
「ビシケク宣言」にはアメリカと対立するイランの主権と領土保全を支持するとしたほかイランをめぐる戦闘は政治的・外交的手段のみで解決すると明記しました。
また、日本を念頭に「第2次大戦の結果に関する記憶を守り、歴史の改ざんに反対する」と明記しました。
一方、ロシアが侵攻を続けるウクライナ情勢について、直接の言及はありませんでした。
