気温が1度上昇すると、北極の氷河がこれまでの2倍のスピードで失われていくことが北海道大学の研究チームの調査で明らかになりました。
北極圏に位置するグリーンランド北西部のカナック氷河で撮影された映像から、氷が溶けてできた水が海に向かって激流を作っている様子が確認できます。
北大などの研究チームは、カナック氷河を13年間にわたり調査したところ、氷の厚さがこれまでに5.4メートル失われ、氷の溶けるスピードと気温のデータなどから、今後、気温が1度上昇すると現在より2倍速く氷が失われることが明らかになりました。
北海道大学の杉山慎教授は、「研究で得られた知見を数値モデルに反映することでより正確な海水面上昇の予測に貢献できると考えています」と話しています。
