福岡県議会では9月議会の開会を前に、また新たな動きです。
第2会派の民主県政県議団の“分裂劇”です。
◆民主県政県議団 新井富美子 県議
「きょうは結論が出ますので」
Q.これから何が
◆民主県政県議団 岩元一儀 県議
「議員総会です」
1日午後3時から開かれた民主県政県議団の議員総会には所属する議員20人全員が出席しました。
協議されたのは今後も同じ会派で活動を続けるかどうかです。
県議会で最大会派の自民党県議団に次ぐこの第2会派が分裂の危機に瀕していたのです。
そのきっかけとなったのは8月17日の臨時議会での対応をめぐってでした。
◆自民党県議団 林泰輔 県議(8月17日)
「動議!」
◆板橋聡 副議長(8月17日)
「決議案の採決を中止することに賛成の議員はご起立願います」
蔵内前議長の辞職勧告決議案の採決を中止する動議に対し、民主県政県議団の20人は賛成が10人、着席したままの反対が10人と対応が分かれました。
原中会長をはじめとした幹部が会派としての方針を示すことができず、一部議員からの不満が募っていました。
1時間あまりに及んだ1日の会議、懸念されていたとおり会派は“分裂”。
しかも3つに分かれることになりました。
◆民主県政県議団 岩元一儀 県議
「実績を本日までつないできた会派ですから、誠に残念に思う」
◆民主県政県議団 原中誠志 会長
「本日5時までみなさん努力しようと内部で話していたが、5時をもちまして民主県政県議団は解消となりました。それぞれ自分たちが進めようとする政策、議会改革のあり方、そうしたことで共同できる議員による新しい会派が作られるだろう。こういう結果になったことについては、すべて会長だった私の責任と皆さんの前で話した」
有権者不在で進んだ“分裂劇”。
今後、それぞれの会派がどのような方針を打ち出していくのか厳しい目が注がれることになります。
一方、1日は議会改革プロジェクトチームの会合も開かれました。
話し合われたのは、これまで県職員が議員にしてきた行き過ぎた配慮など慣行の見直しです。
会合ではこれまでの慣行を見直し、「質問をした議員へのお礼のあいさつはしない」「委員会ごとに開かれる懇親会は年度1回として、県職員は2次会には参加しない」などの項目を盛り込んで合意しました。
この見直し案は2日、板橋副議長に提言される予定です。
金銭授受疑惑の発覚以降、全国から厳しい目が注がれている福岡県議会。
生まれ変わる姿を見せることができるのか、9月議会は9日に開会します。
そして県庁と県議会を巡って、新たに浮上したカネの問題が「議員連盟」に対する補助金です。
議連とは議員が任意で作る団体で、勉強会を開いたり外国の議員と交流したりなどの活動をしていて、その活動費用は議員たちによる会費でまかなわれるのが一般的です。
ところが、福岡県議会では日米友好議連など13の議連に対し、あわせて年間で最大1200万円の補助金が毎年、県の予算から支出されていたことが分かりました。
補助金は海外視察費や交際費など幅広い用途に使われていたということで、50年以上にわたり県から補助金が出されていました。
これについて服部知事は8月31日、「補助金の妥当性が検討されてこなかった事は反省すべきだ」と話し、補助金の廃止を検討していることを明らかにしました。
