南シナ海で再発達した台風18号に加え、日本の南の海上では1日朝に台風24号が発生した。樋口康弘気象予報士は24号について、進路が定まりにくい“迷走台風”の兆候があると指摘しており、台風接近前から全国の広い範囲で大雨への警戒が必要だとしている。
台風18号の影響は限定的か
まずは“復活”した台風18号。南シナ海で、熱帯低気圧から再び発達して台風になった。そして日本の南の海上でも1日朝、台風24号が発生した。この「ダブル台風」は今後、日本にどのような影響を与えそうなのか。

樋口康弘気象予報士:
まず18号は、直接の影響はほとんどないと見ていいんですが、24号が早くも影響を出してきそうです。早速進路図を見ていくと、この後、金曜日にかけて沖縄付近を北上しますが、その後がポイントです。
予報円が重なっているんですが、これが何を表しているのか。
動きが遅くなったり、進路が未確定という、いわゆる“迷走台風”の兆候があるということです。
山﨑夕貴キャスター:
動きが遅くなると、長い時間その場所にとどまって被害が大きくなるんじゃないかと心配ですけど、なぜ迷走する予報になっているんですか?

樋口康弘気象予報士:
ポイントは日本列島の北にある高気圧です。この高気圧が、台風の進路、台風の行く手を阻んでいるような状況なんです。
この高気圧と台風の間に秋雨前線がありますが、この秋雨前線に向かって、台風周辺の湿った空気が流れ込んで、大気の状態が不安定となります。
台風が近づく前から活発な雨雲がかかり、広範囲で長きにわたって大雨の可能性が出てきているんです。
では、この後の雨の予想を詳しく見ていく。

樋口康弘気象予報士:
台風接近前から各地で大雨に見舞われます。先週、豪雨被害が出た北陸エリアに、ライン状の雨雲がかかりそうなんです。災害に警戒をお願いします。
太平洋側でも雨脚が強まる予想
樋口康弘気象予報士:
さらにこの後、本州でも太平洋側で雨脚が強まっていきそうです。金曜日の朝には近畿から東海にかけて激しい雨となっていきそうです。道路の冠水に警戒をお願いします。

その後の雨の予想を見ていく。

樋口康弘気象予報士:
徐々に九州に台風本体の雨雲がかかってきそうなんです。特に熊本県は、新たな災害に厳重に警戒していただきたいと思います。
長い時間、活発な雨雲が流れ込むということだが、いつ頃まで警戒が必要なのか。
樋口康弘気象予報士:
もうすでに明後日の段階で北陸エリアや東海、近畿、中国、四国、そして沖縄で警戒が必要となってきそうです。
1回雨が降り出すと、日曜日にかけて警戒期間が続いてしまいます。今回、影響が長引くというのが特徴ですので、雨が降り出す前の段階、明日の段階で、雨への備えをしていただきたいと思います。
遠藤玲子キャスター:
進路に関わらず、雨に関しては全国的に警戒が必要ということですね。
樋口康弘気象予報士:
そうですね。台風の動きに惑わされないでいただきたいと思います。
山﨑夕貴キャスター:
今一度、ハザードマップや複数の避難場所、避難経路の確認など、今からできる備えを心がけてください。
(「イット!」9月1日放送より)

