12時間の雨量が317.5mmの猛烈な雨を観測した石川・羽咋市で27日午後2時ごろに撮影された映像を見ると、川ののり面がえぐれ、土がむき出しになり、木が倒れて川に落ちていました。
また、ぽっかりと道路が崩落してえぐれ、電柱も落ちてしまっているのが分かります。
27日未明に発生した線状降水帯により記録的な大雨となった北陸。
住宅の周囲が冠水し、取り残された住民がボートで救助されるなど深刻な被害となる中、27日、ゲリラ雷雨は東京都内でも発生しています。
一時、「レベル5大雨特別警報」が発表された石川県と富山県。
石川・羽咋市の駅前では、線路の向こう側に行くアンダーパスが水に浸かってしまっていました。その奥を見ると、屋根まで水が到達し完全に水没していることが分かります。
この大雨による冠水で多くの車が水没し、中には走行できなくなった車や、シートの辺りまで水が来た跡が残っている車もありました。
周囲の道路や駐車場は茶色い水で一面水没。
「ハンドルもガチガチで。故障ですね、今レッカーを…」と話す男性は、ふくらはぎの辺りまで水に浸かりながら住宅に戻っていきました。
この周辺では用水路から濁流があふれ出ていました。
この近くでは水没した車のそばで立ち尽くす男性の姿も。
男性は「そっち通行止めだったから迂回しようと、アスファルトがあるように見えたから入っちゃったらそのままズドンと落ちちゃって。水がサーッと入ってきたので、早く出ないとまずいな。死ぬかと思いました。沈んでたので、まだ僕が出る段階では」と語り、ドアを足で蹴り自力で脱出できたといいますが、車は座席の上まで浸水していました。
近くには、同じように道路から落ちるように止まり動けなくなってしまった車がありました。
飲食店では店内に浸水した泥水の片付け作業を始めていました。
27日、石川県では新幹線以外在来線は全て終日運休となっていますが、大雨で流されたのか、線路の下を支える部分がなくなり、線路が宙に浮くように残されていました。
大雨の影響は富山県でも。
富山・氷見市では住宅が倒壊し、1階部分が見えない状態になっていました。
近隣住民:
地震で被害を受けて、リフォームして(住民が)やっと入られたところなのに、またこんな災害に遭ったことは気の毒で…。言葉が出ない。
氷見市では、大雨による浸水で住宅や車に取り残されているとの通報が多数寄せられ、消防が救助を進めていました。
北陸では13の河川で氾濫が発生。
今後も警報級の大雨が降る恐れがあり、注意が必要です。
27日朝、長野・軽井沢町で車の屋根をたたきつけていたのは、大きさ指2本分ほどのひょうです。
草木が生い茂る場所も、降り積もったひょうで一面真っ白になりました。
一方、28日は列島各地でゲリラ雷雨が発生。
ゲリラ雷雨は東京都内でも降り、東京・足立区で午後4時過ぎに撮影された映像を見ると、アスファルトを強くたたきつける雨で地面が白くかすんでいました。
午後4時半ごろには横浜市でも雨が降り始めました。
横浜市のみなとみらいでは雨で周囲が白くかすみ、大きな水たまりができていました。
ゲリラ雷雨は東京・新宿でも降り、突然の大雨で一気に水たまりができてしまいました。
突然降り始めた大粒の雨に、傘を持たない人が走り出す様子が見られました。
東京でゲリラ雷雨が降り始めたのは午後3時ごろ。
大粒の雨が激しく降り始めたのは板橋区です。
練馬区では雷の音とともに雨が降り始めたことで、午後3時に気温が25度まで一気に下がりました。
視界が白くかすむほど強い雨が降っているのは、午後3時過ぎの東京・青梅市です。
同じころ、江戸川区では遠くの空は晴れているにもかかわらず局地的に激しい雨に見舞われました。
西東京市では住宅の屋根瓦を大粒の雨が打ちつける様子も。
先ほど秋田県沿岸で「線状降水帯直前予測」の気象防災速報が発表されました。
今後3時間以内に線状降水帯が発生し、非常に激しい雨が同じ場所で降り続く可能性が高まっていて、厳重な警戒を呼び掛けています。
