八代市を拠点に活動する男子バレーボールチーム『熊本ヴィレックス』です。地震で被災した選手やスタッフがいますが、「八代のために」とこの1ヵ月過ごしてきました。困難な状況にありながら早瀬GMは「ピンチはチャンス」と前を向きます。
(八代トヨオカ地建アリーナ)
地震発生翌日、八代市の避難所で被災者支援に励む男子バレーボールチーム『熊本ヴィレックス』の選手やスタッフたち。自分たちも被災しましたが、避難所運営の手が足りないため、率先して動いていました。
あれから約1ヵ月再び訪ねると、この日もまた市民に支援物資を配っていました。
【物資を受け取った人】
「(彼らは)バレーボール選手、大変な~と思う」
「本当にありがたい」
八代市出身のGM 早瀬 省吾さんたちは今も避難所で寝泊まりしながら支援に汗を流す生活を送っています。
【GM 早瀬 省吾さん】
「地元だからどうにかしなきゃいけないという使命感ではないが、責任感が沸いてきた」
中には、今シーズンに北海道のチームから移籍し、夫婦で熊本に越してきて、1ヵ月もたたずに被災した選手もいます。
【岩崎 航佑 選手】
「最初の頃は不安なことばかり考えていたけれど、動いていたら考える時間も減るし、今は本当にみんなのためになることを一番に考えて取り組んでいる」
11月にVリーグに参入予定のヴィレックス。開幕を前に、本来ならばスポンサーの獲得など運営資金の調達に動く大事な時期です。
しかし、スポンサーの90%以上が八代地域を占めていたため、それも難しい状況で、頭を悩ませます。
【早瀬さん】
「どうやってVリーグでの戦いを乗り越えていけるかが一番の課題。起こってしまったものは仕方がない。いつも代表と話しているのが『ピンチはチャンス』と。どうチームとして乗り越えていけるか、今、選手含めて話し合っている」
チームの活動よりも被災者支援を優先してきたヴィレックスですが、発生から1ヵ月ようやくチームとしての活動が始まりました。
その一つがクラウドファンディング。チーム存続に向けての資金を募っています。
また、練習場所の東陽スポーツセンターも避難所になり利用できませんが、熊本市内の体育館を使うなど、9月1日からチーム練習をスタートさせるということです。
